食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05180160305
タイトル 欧州連合(EU)、農薬有効成分1-メチルシクロプロペンの認可更新等を官報で公表
資料日付 2019年6月26日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州連合(EU)は6月26日、農薬有効成分1-メチルシクロプロペン(1-methylcyclopropene)の認可更新、欧州委員会施行規則(EU) No 540/2011の付属書及び規則(EU) No 2015/408の付属書の改正に関する欧州委員会施行規則(EU) 2019/1085を官報(4ページ)で公表した。
1. 1-メチルシクロプロペンの認可は2019年10月31日に失効する。
2. 1-メチルシクロプロペンの認可更新申請書が提出された。欧州連合(EU)の報告担当加盟国(訳注:英国)により更新評価報告書が作成され、欧州食品安全機関(EFSA)、申請者及びEU加盟国の間で協議が行われた。
3. 欧州委員会規則(EU) 2018/605により導入された内分泌かく乱特性を特定するための基準に関してEFSAの結論は、1-メチルシクロプロペンがエストロゲン、アンドロゲン、甲状腺及びステロイドの様相(modalities)を介した内分泌かく乱物質であるとは非常に考えにくいことを指摘している。入手可能なデータ及び現行の知識に基づき、EFSAは1-メチルシクロプロペンが内分泌かく乱特性を有するとは非常に考えにくいと結論する。したがって欧州委員会は、1-メチルシクロプロペンが内分泌かく乱特性を有するものとして見なされるべきではないと考える。
4. 1-メチルシクロプロペンを含有する少なくとも1つの植物保護製剤の1件以上の代表的用途に関して、同規則(EC) No 1107/2009の第4条で規定されている認可基準が満たされていることが証明された。1-メチルシクロプロペンの認可を更新することが適切である。
5. 規則(EC) No 1107/2009の第14条(1)及び第6条の規定に従って、及び現在の科学的及び技術的知識を考慮して、特定の条件及び制限を付すことが必要である。特に、当該物質の使用を引き続き密閉可能な倉庫におけるポストハーベスト貯蔵用の植物成長阻害剤のみに制限することが適切である。
6. 欧州委員会規則(EU) 2015/408は、1-メチルシクロプロペンの許容一日摂取量(ADI)が、その物質グループ又は使用カテゴリーの中の認可有効成分の大多数のADIより著しく低いということに基づき、被代替候補(a candidate for substitution)(訳注:他の植物保護製剤有効成分で代替することが望ましい有効成分)としてリストに記載した。
7. しかし、認可更新手続き用に提出された新たな毒性学的データに基づき、EFSAはADIの大きな引き上げを結論付けた。この結果、欧州委員会は1-メチルシクロプロペンが規則(EC) No 1107/2009の付属書IIの4に列挙されている基準を満たさず、同規則(EC) 第24条の規定に従った被代替候補と見なされる条件を満たさないと考える。
第1条 有効成分1-メチルシクロプロペンの認可を本規則の付属書Iの規定に従って更新する。
第2条 欧州委員会施行規則(EU) No 540/2011の付属書を本規則の付属書IIの規定に従って改正する。
第3条 1-メチルシクロプロペンを欧州委員会施行規則(EU) 2015/408の付属書の記載から削除する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州連合(EU)
情報源(報道) -
URL https://eur-lex.europa.eu/legal-content/EN/TXT/HTML/?uri=CELEX:32019R1085&from=EN
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