食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05180090149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、食品添加物としての塩酸(E507)、塩化カリウム(E508)、塩化カルシウム(E509)及び塩化マグネシウム(E511)の再評価に関する科学的意見書を公表 
資料日付 2019年7月5日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は7月5日、食品添加物としての塩酸(E507)、塩化カリウム(E508)、塩化カルシウム(E509)及び塩化マグネシウム(E511)の再評価に関する科学的意見書(2019年6月6日採択、PDF版51ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2019.5751)を公表した。概要は以下のとおり。 
 EFSAの「食品添加物及び香料に関する科学パネル」(FAFパネル)は、食品添加物としての塩化物(E507~E509、E511)の安全性の再評価を行う科学的意見書を提出した。
 塩化物は欧州議会及び理事会規則(EC) No 1333/2008の規定に従ってEUにおいて認可された食品添加物である。
 非特定銘柄志向のシナリオにおいて、食品添加物としての塩化物(E507~509、E511)に対する平均ばく露量は、高齢者における2mg/kg体重(bw)/日から幼児における42mg/kg体重/日までの範囲であった。95パーセンタイルのばく露量は、高齢者における5mg/kg 体重/日から幼児における71mg/kg体重/日までの範囲であった。
 塩化物は必須栄養素であり、吸収された後、器官及び組織に分布する。FAFパネルは塩化物の急性経口毒性は低く、遺伝毒性及び発がん性に関する懸念はないと考えた。800mg/kg体重/日の塩化マグネシウム六水和物(magnesium chloride hexahydrate)を投与したラットの発生毒性試験において、影響は報告されていない。 
 いくつかの動物実験が血圧の上昇における塩化物の役割を示唆したが、FAFパネルは利用可能な毒性学的データに基づき、安全性の懸念を引き起こさない塩化物の摂取量を特定するのにヒトのデータがより適切であると考えた。FAFパネルは評価のための参照値として40mg塩化物/kg体重/日のヒトの用量を特定した。全ての年齢集団における平均ばく露量はこの参照値以下であり、安全性の懸念は引き起こさない。
 いくつかの年齢集団(幼児、小児及び青年)において、95パーセンタイルの推定ばく露量はこの参照値をわずかに超過した。FAFパネルは、塩化物(E507~E509、E511)へのばく露量は、報告されている用途及び使用量では安全性懸念を引き起こさないと結論付けた。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) -
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5751
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