食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05170450104
タイトル 米国疾病管理予防センター (CDC)、メキシコから輸入したカキに関連した複数州における消化器系疾患の集団感染に関する情報について最終更新
資料日付 2019年6月21日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国疾病管理予防センター (CDC)は6月21日、メキシコから輸入したカキに関連した複数州における消化器系疾患の集団感染に関する情報について最終更新した。概要は以下のとおり。
1. CDC及び複数州の公衆衛生及び規制当局は、メキシコのバハ・カリフォルニア・スル州のEstero El Cardonの河口から収穫された生ガキに関連する、複数州における消化器系疾患の集団感染について調査を行った。
2. 2019年6月21日時点で、16人の患者が5州(カリフォルニア州、アラスカ州、イリノイ州、ニューハンプシャー州及びネバダ州)から報告された。当該集団感染の患者は、腸炎ビブリオ、赤痢菌、志賀毒素産生性大腸菌(STEC)非O157、ビブリオ・アルベンシス(Vibrio albensis)、カンピロバクター・ラリ(Campylobacter lari)及びノロウイルスGI (genogroup 1) 等の複数の病原体に感染していた。
3. 発症日は2018年12月16日から2019年4月17日までである。情報の得られた15人の年齢は26歳から80歳で、年齢中央値は38歳、60%が男性であった。情報の得られた15人のうち、2人(13%)が入院した。
4. 全ゲノムシークエンス解析(WGS)では、患者由来のカンピロバクター・ラリの1分離株および腸炎ビブリオの5分離株について、アンピシリンに対する耐性が予測された。アンピシリンは、カンピロバクター・ラリ感染症あるいは腸炎ビブリオ感染症に対して推奨される抗生物質ではない。患者由来の5株の赤痢菌分離株の分析では、アンピシリン、クロラムフェニコール、ストレプトマイシン及びテトラサイクリンに対する耐性が予測された。薬剤耐性に関する結果が得られるまでは、他の抗菌性物質がより一般的に使用されるため、これらの知見が治療に影響を与える可能性は低い。患者由来のSTECの1分離株については、予測された薬剤耐性はなかった。抗菌性物質は通常、STEC感染症の患者には推奨されない。
5.疫学及び遡及調査の証拠から、メキシコのバハ・カリフォルニア・スル州のEstero El Cardonで収穫された生ガキが当該集団感染の感染源である可能性が高いことが示された。
6. 5月6日、Estero El Cardonで収穫されたカキの米国販売業者が自主的リコールを発表した。5月7日、追加調査の結果が出るまで、Estero El Cardonでは更なるカキの収穫が中止された。メキシコの公衆衛生当局の要請により、2019年4月の最終週から5月の最初の週まで、Estero El Cardon由来の商業的に流通している残りの全ての生ガキが回収された。6月13日、Estero El Cardonでの収穫は再開された。
7. 6月21日時点で、本集団感染は終息したとみられる。
8. 生あるいは加熱不十分なカキあるいはその他の貝類を喫食しないこと。喫食前に十分に加熱調理すること。有害な細菌あるいはウイルスを含む生ガキ及び貝類は、外観、臭い及び味は正常である可能性が高い。
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/疾病管理予防センター(CDC)
情報源(報道) -
URL https://www.cdc.gov/vibrio/investigations/rawoysters-05-19/index.html
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