食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05170380450
タイトル 論文紹介:「1998年から2016年までのオランダにおける、家畜由来共生大腸菌の薬剤耐性の動向モニタリング」
資料日付 2019年6月20日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  Eurosurveillance(2019;24(25):pii=1800438)に掲載された論文「1998年から2016年までのオランダにおける、家畜由来共生大腸菌の薬剤耐性の動向モニタリング(Monitoring antimicrobial resistance trends in commensal Escherichia coli from livestock
, the Netherlands
, 1998 to 2016)、著者A Hesp (Department of Bacteriology and Epidemiology
, Wageningen Bioveterinary Research
, Lelystad
, オランダ)ら」の概要は以下のとおり。
 動物における薬剤耐性(AMR)のモニタリングは公衆衛生のサーベイランスに必須である。モニタリングデータの解釈を深めるためには、AMRの動向解析の評価と最適化が必要である。
 共生大腸菌のAMR動向の定量化及び評価のため、1998年から2016年までの家畜におけるオランダの国家AMRモニタリングプログラムのデータが使用された。
 と畜場においてブロイラー、豚及び子牛から糞便検体が回収された。微量液体希釈法によって、8系統15種の抗菌性物質について、大腸菌の最小発育阻止濃度が得られた。耐性分離株の計測には、2009年(基準年)の前と後の時間を説明変数としたポアソン回帰モデルが適用された。
 ブロイラーにおけるテトラサイクリン及びスルファメトキサゾール、豚におけるクロラムフェニコール及びアミノグリコシドを除き、1998年から2009年まで両家畜の耐性菌数(Resistant counts)は有為に増加した。2009年以降、ブロイラーにおいてはすべての抗菌性物質の耐性菌数が減少し、豚においてもフェニコール類を除き減少した。子牛に関しては、スルファメトキサゾール及びナリジクス酸を除く大半の抗菌性物質において2009年から2016年の間で有為な耐性菌数の減少は見出されなかった。これら動物種の中では抗菌性物質特有の動向は似通っていた。
 本研究では、1998年から2016年までのオランダのモニタリングデータを使用し、ブロイラー及びと畜豚のAMRの動向を定量化した。そして、基準年である2009年において動向の有為な変化が明らかにされた。共生大腸菌のモニタリングはAMRの動向の定量化とその変化の検出に役立つ。当該モデルは他の欧州諸国の類似データにも適用できる。
地域 欧州
国・地方 オランダ
情報源(公的機関) -
情報源(報道) Eurosurveillance
URL https://eurosurveillance.org/content/10.2807/1560-7917.ES.2019.24.25.1800438
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