食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05170300104
タイトル 米国疾病管理予防センター(CDC)、牛挽肉に関連した複数州における志賀毒素産生性大腸菌O103集団感染に関する情報を最終更新
資料日付 2019年6月19日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国疾病管理予防センター(CDC)は6月19日、牛挽肉に関連した複数州における志賀毒素産生性大腸菌O103集団感染に関する情報を最終更新した。概要は以下のとおり。
1. CDC、複数州の公衆衛生及び規制当局、並びに米国農務省食品安全検査局(USDA-FSIS)は、複数州における志賀毒素産生性大腸菌O103集団感染に関して調査を行った。
2. 大腸菌O103集団感染株による感染者209人が、10州(ケンタッキー州、テネシー州、ジョージア州、オハイオ州他)から報告された。発症日は2019年3月1日から5月1日まで、患者の年齢は1歳未満から84歳、年齢中央値は18歳であった。患者の51%が女性であった。情報の得られた191人のうち、29人(15%)が入院した。溶血性尿毒症症候群(HUS)発症者2人の報告があった。死亡者の報告はなかった。
3. 全ゲノムシークエンス解析(WGS)が、患者由来の187分離株及び食品検体由来の10分離株で行われた。患者由来の184株及び食品検体由来の10株において、いずれの薬剤耐性も予測されなかったが、患者由来の3株には、アンピシリン、スルフィソキサゾール、テトラサイクリンあるいはトリメトプリム-スルファメトキサゾールに対する耐性が予測された。患者由来の2株について、CDCの全米薬剤耐性監視システム(NARMS)による標準薬剤耐性試験では耐性を示さなかった。志賀毒素産生性大腸菌感染患者には抗生物質の投与は推奨されないため、これらの耐性に関する知見は治療指導には影響しない。
4. 2社が大腸菌汚染の可能性がある生牛挽肉製品のリコールを行った。4月24日、Grant Park Packing社(イリノイ州)は、約53
,200ポンド(24.1トン)の生牛挽肉製品のリコールを行った。4月23日、コロラドプレミアムフーズ(ジョージア州)として営業しているK2D Foods社は、約113
,424ポンド(51.4トン) の生牛挽肉製品のリコールを行った。これら製品は飲食店及び施設に販売された。
5. USDA-FSIS及び州の規制当局は、小売業者及び施設で検査用に製品を収集し、検査した全ての製品は大腸菌陰性であった。USDA-FSISは、患者が喫食した食料品店及び飲食店に供給された牛挽肉の供給源を特定するために遡及調査を実施した。当該集団感染の患者は、様々な由来の牛挽肉を喫食していた。 単一の供給業者、流通業者あるいは牛挽肉のブランドは特定されなかった。消費者は、牛挽肉を安全に取り扱い、十分に加熱調理するべきである。
6. 2019年6月19日現在、当該集団感染は終息したとみられる。
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/疾病管理予防センター(CDC)
情報源(報道) -
URL https://www.cdc.gov/ecoli/2019/o103-04-19/index.html
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