食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05120390450
タイトル 論文紹介:「HEVnet: E型肝炎ウイルスの分子タイピング、特性評価及び疫学的調査に関する共同的、学際的、ワンヘルスネットワークと塩基配列データリポジトリ」
資料日付 2019年3月7日
分類1 --未選択--
分類2 --未選択--
概要(記事) Eurosurveillance(2019;24(10):pii=1800407)に掲載された論文「HEVnet: E型肝炎ウイルスの分子タイピング、特性評価及び疫学的調査に関する共同的、学際的、ワンヘルスネットワークと塩基配列データリポジトリ(HEVnet: a One Health
, collaborative
, interdisciplinary network and sequence data repository for enhanced hepatitis E virus molecular typing
, characterisation and epidemiological investigations)、著者Mulder AC (Centre for Infectious Disease Control
, National Institute for Public Health and the Environment (RIVM)
, Bilthoven
, the Netherlands)ら」の概要は以下のとおり。
1. E型肝炎ウイルス(HEV)は世界中で急性肝炎の一般的原因である。欧州では、HEVは汚染された豚肉やその他豚肉食品を介して感染する人獣共通感染症である。欧州各地でE型肝炎の発生が増加しているにもかかわらず、その多くは感染の拡大や感染源、経路について未知のままである。
2. ワンヘルス・アプローチはHEVの(分子)疫学のより深い理解のために極めて重要である。HEVnetは、HEVの塩基配列及びその回収元であるヒト、動物、食品及び環境から集められた付随するメタデータを共有するためのデータベース及びネットワークとして2017年4月に設立された。
3. 公衆衛生、動物衛生、食品、環境及び血液の安全に関する部門で働くHEVnetのメンバーは、2019年1月時点で9カ国から1
,615件のHEVの塩基配列を提出した。その多くはヒト由来(89%)であり、動物(5%)、食品(6%)、あるいは環境(0.3%)に由来する塩基配列は稀であった。ヒト由来の塩基配列に関するメタデータは多くは性別(93%)、生年(92%)及び検体(100%)を記録しており、検体採取地域(37%)や臨床情報(入院の有無(27%)、症状(20%)、生死(8%))のデータは限定的であった。
4. HEVnetは、HEVに関する分子及び疫学的データの統合的リポジトリを用いた、分野横断的かつ超国家的な研究の実施が可能なグローバルネットワークに拡大することを狙いとしている。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) Eurosurveillance
情報源(報道) Eurosurveillance
URL https://eurosurveillance.org/content/10.2807/1560-7917.ES.2019.24.10.1800407
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