食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05110070149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、Aeribacillus pallidus (AE‐SAS株)由来の食品用酵素4-α-グルカノトランスフェラーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表
資料日付 2019年3月8日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は3月8日、Aeribacillus pallidus (AE‐SAS株)由来の食品用酵素の4-α-グルカノトランスフェラーゼ(4‐α‐glucanotransferase)の安全性評価に関する科学的意見書(2019年2月6日採択、doi: 10.2903/j.efsa.2019.5628、15ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
 食品用酵素の4-α-グルカノトランスフェラーゼ(1
,4-α-D-グルカン:1
,4-α- D-グルカン 4-α-D-グリコシルトランスフェラーゼ、EC2.4.1.25)は、Amano Enzyme社の非遺伝子組換えAeribacillus pallidus (以前はGeobacillus pallidusと称された)を利用して生産されている。
 この食品用酵素は、ベーキング工程及び修飾デキストリン生産のためのデンプン加工における使用が意図されている。ベーキング工程に関して、推奨される最大使用量及びEFSAの包括的欧州食品データベースからの個別のデータに基づき、食品用酵素のばく露量としての総有機固形物(Total Organic Solids;TOS)は最大0.050mg TOS/kg 体重(bw)/日であると推定された。
 修飾デキストリンに関するばく露量評価は必要と考えられなかった。遺伝毒性試験は安全性の懸念を引き起こさなかった。
 ラットにおける反復投与90日間経口毒性試験により全身毒性が評価された。EFSAの食品接触材料、酵素及び加工助剤に関する科学パネル(CEPパネル)は、試験された最大用量の900mg TOS/kg 体重(bw)/日を無毒性量(NOAEL)として特定した。このNOAELをベーキングにおいて使用される食品用酵素に対する推定食事ばく露量と比較すると、結果は最低18
,000のばく露マージン(MOE)になる。CEPパネルは、修飾デキストリンの使用からの食品用酵素に対する追加のばく露量はこのMOEの範囲に含まれるであろうと考える。
 当該食品添加物の既知のアレルゲンとのアミノ酸配列相同性検索が行われた。既知の呼吸器(気道)アレルゲンであるα-アミラーゼ(α-amylase)との一致が判明した。CEPパネルは、α-アミラーゼに呼吸器感作性を有するヒトにおける当該食品添加物の経口摂取時の呼吸器のアレルギー性反応は除外できないが、その可能性は低いと考えた。CEPパネルは全体として、意図される使用条件の下で、提供されたデータに基づき、当該食品添加物は安全性懸念を引き起こさないと結論づけた。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5628
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