食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05060660294
タイトル 世界保健機関(WHO)、人獣共通感染症の鳥インフルエンザに関する概要及び評価報告書(2018/11/2~2018/12/13)を公表
資料日付 2018年12月17日
分類1 生物
分類2 ウイルス
概要(記事)  世界保健機関(WHO)12月17日、人獣共通感染症の鳥インフルエンザに関する概要及び評価報告書(2018/11/2~2018/12/13)を公表した(3ページ)。
1.新たな感染
 前回の更新以降、インフルエンザA(H7N2)及び A(H9N2)ウイルスの新たな感染者が報告された。
2.リスク評価
 現在知られているヒトと動物間のインフルエンザウイルスの、全体的な公衆衛生上のリスクは変化しておらず、これらのウイルスのヒトからヒトへの持続的な感染の可能性は低いままである。動物由来ウイルスのヒトへの更なる感染が予想される。
3.鳥インフルエンザA(H5)ウイルスによる感染状況
 前回11月1日の更新以降、新たなA(H5)ウイルス感染検査確定症例は報告されていない。国際獣疫事務局(OIE)への報告によると、アフリカ、欧州及びアジアの鳥類において、様々なA(H5)インフルエンザの亜型が引き続き検出されている。
4.鳥インフルエンザA(H7N2)ウイルスによる感染状況
 前回11月1日の更新以来、新たに1人のA(H7N2)ウイルス感染検査確定症例が確認された。鳥インフルエンザA(H7N2)ウイルスは、米国で2016年12月に発生したネコでの流行に関連している。集団感染発生後の素早い症例確認には、新規の血清検査法が用いられた。感染したネコにばく露した100人以上の患者のうち、1人が血清反応陽性の基準を満たし、検査確定症例とみなされた。当該患者は、集団感染発生中に感染したネコと密接に接触した後、軽度の呼吸器疾患を発症したと報告した。本件は、ネコからヒトに伝播するインフルエンザA(H7N2)ウイルス感染のヒト症例2例目である。
5.鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルスによる感染状況
 中国本土及び香港特別行政区からOIEへの報告によると、A(H7N9)ウイルスは中国では引き続き検出されているが、前年と比べると検出数は減少している。全国的な国内家きんワクチン接種計画が2017年に開始されている。全体として、リスク評価に変更はない。
6.鳥インフルエンザA(H9N2)ウイルスによる感染状況
 前回11月1日の更新以来、新たに2人のA(H9N2)ウイルス感染検査確定症例が確認された。12月11日、中国は、5歳未満の小児2人における鳥インフルエンザA(H9N2)ウイルスの検出を報告した(広東省1人(10月16日発症)及び広西チワン族自治区1人(10月10日発症))。広東省の症例は裏庭飼育家きんにばく露したと伝えられているが、広西チワン族自治区の症例は生きた家きんとの接触が確認されていない。疫学的調査の間、家族の間で更なる症例は報告されなかった。A(H9N2)ウイルスは、中国の家きんにおいて風土病化している。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 世界保健機関(WHO)
情報源(報道) -
URL https://www.who.int/influenza/human_animal_interface/Influenza_Summary_IRA_HA_interface_13_12_2018_FINAL.pdf?ua=1
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