食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05060530104
タイトル 米国疾病管理予防センター (CDC)、ロメインレタスに関連した腸管出血性大腸菌O157:H7集団感染に関する第4報(12月13日)、第5報(12月18日)を公表
資料日付 2018年12月18日
分類1 生物
分類2 細菌
概要(記事)  米国疾病管理予防センター (CDC)は12月13日及び18日、ロメインレタスに関連した腸管出血性大腸菌O157:H7集団感染に関する続報(第4報、第5報)を公表した。概要は以下のとおり。
I. 12月13日付け(第4報)
1. CDC、複数州の公衆衛生及び規制当局、カナダ並びに米国食品医薬品庁(FDA)は、カリフォルニア州北部及び中央部の中央海岸栽培地域産のロメインレタスに関連した、複数州における志賀毒素産生腸管出血性大腸菌(STEC)O157:H7集団感染症に関して調査を行っている。
2. 12月13日現在、腸管出血性大腸菌O157:H7集団感染株の感染者59人が15州及びコロンビア特別区から報告されている。
3. 発症日は2018年10月5日から11月16日まで、年齢は1歳から84歳で、年齢中央値は26歳、65%が女性である。情報の得られた50人のうち、腎不全の一種である溶血性尿毒症症候群を発症した2人を含む23人(46%)が入院した。死亡者は報告されていない。
4. FDAの予備的な遡及調査の情報によると、本集団感染の患者は、カリフォルニア州北部及び中央部の中央海岸栽培地域で収穫したロメインレタスを喫食している。更なる情報により、遡及調査で特定された郡の数は絞り込まれた。得られた証拠に基づくと、カリフォルニア州のMonterey郡、San Benito郡及びSanta Barbara郡のロメインレタスを、購入、提供、販売または喫食するべきではない。
5. FDAは、CDC及び州の担当者と共に、遡及調査で特定したカリフォルニア州の農場及び冷却施設を調査している。CDCは、遡及調査で特定した8か所の農場のうちの1つであったカリフォルニア州Santa Barbara郡のAdam Bros. Farming社の農場の水及び堆積物の検体を分析した。腸管出血性大腸菌O157:H7の当該集団感染株が、農場にある農業用貯水池内の堆積物中に確認された。全ゲノムシークエンシング解析(WGS)では、農業用貯水池中で確認された腸管出血性大腸菌O157:H7株が、患者から分離された腸管出血性大腸菌O157:H7株と遺伝的に近縁であることが示された。FDAは、腸管出血性大腸菌O157:H7株が、どのように農業用貯水池に侵入し、どのような経路で当該農場のロメインレタスを汚染した可能性があるかについて、調査を継続している。Adam Bros. Farming社の農場からのロメインレタスは、すでに販売されていない。
6. FDAの遡及調査では、他の農場から出荷された別のロメインレタスも当該集団感染に関与している可能性があることが示唆されている。FDAは調査を継続中である。
II. 12月18日付け(第5報)
1. Santa Barbara郡のAdam Bros. Farming社は12月13日、腸管出血性大腸菌O157:H7株に汚染している可能性があるため、2018年11月27日から30日に収穫されたレッドリーフレタス、グリーンリーフレタス及びカリフラワーをリコールした。
2.Adam Bros社のリコールにより、供給先業者の、サンドイッチや他の製品のリコールに至っている。
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/疾病管理予防センター(CDC)
情報源(報道) -
URL https://www.cdc.gov/ecoli/2018/o157h7-11-18/index.html
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