食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu05060270149 |
| タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)は12月21日、ホップにおける有効成分キャプタン(captan)の現行の残留基準値(MRL)の改正に関する理由を付した意見書を公表 |
| 資料日付 | 2018年12月21日 |
| 分類1 | 化学物質 |
| 分類2 | 農薬 |
| 概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は12月21日、ホップにおける有効成分キャプタン(captan)の現行の残留基準値(MRL)の改正に関する理由を付した意見書(2018年11月15日承認、25ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2018.5498)を公表した。概要は以下のとおり。 ADAMA Agriculture社はホップにおける有効成分キャプタンの現行のMRLの改正を評価担当加盟国(EMS)のオランダの管理当局に申請した。EMSはを定量限界(LOQ)の0.1mg/kgから200mg/kgに引き上げる提案を行った。 果実類に属する作物の葉部への施用後のキャプタンの代謝が調査された。葉菜類に関する入手可能な情報は限られている。EFSAは葉菜類に属する主要作物における代謝行動に関するロバストな情報の欠落が、リスク評価機関が検討すべき評価における追加の(非標準的な)不確実性の原因であることを強調している。 加工工程がキャプタンの性質に及ぼす影響を調査する試験(加水分解試験)は、キャプタンが低温殺菌、煮沸/醸造/パン焼き及び消毒に代表される加水分解条件下で不安定であり、ほとんど全てがテトラヒドロフタルイミド(tetrahydrophthalimide (THPI))に分解した。THPIは低温殺菌、パン焼き、煮沸/醸造に代表される加水分解条件下で安定している一方で、消毒の条件で若干不安定になり、少量の分解物を生成した。 果実類及び結実野菜類における代謝試験において特定された代謝パターン、加水分解試験の結果、代謝物及び又は分解物の毒性学的重要性、及び規制のための分析法の能力に基づき、規制のための、及びリスク評価上の作物に関する残留物定義は、MRLレビューによりキャプタン及びキャプタンに換算されたTHPIの和として提案されたが、この残留物定義は果樹及び結実野菜のグループに適用され、葉菜類には暫定的であることが補足された。葉菜類作物における残留物(代謝試験)の性質に関する入手可能な限られたデータがリスク評価における追加の(非標準的な)不確実性の要因であり、更なるリスク評価管理上の検討が必要である。 入手可能な残留物試験は、葉菜類作物に対する暫定的な残留物定義に基づき、200mg/kgの暫定的なMRL案を算出するのに十分である。経済協力開発機構(OECD)のMRLの計算は若干過剰用量であり完全には独立していない最大の残留量で実施されている。したがって、EFSAは専門家の判断に基づき代替案として150mg/kgのMRLを提案する。 輪作作物におけるキャプタンの残留が調査された。残留物の性質及び量に関する入手可能な情報に基づき、輪作作物における残留物が0.01mg/kgのLOQを超過することが完全には排除できなかった。欧州連合(EU)加盟国が農業生産工程管理(GAP)において定義されているホップに認可を供与する際に、輪作作物における残留を回避するため更なるリスク管理規制を検討すべきである。 目安としての消費者リスク評価がEFSAの残留農薬摂取量算出モデル2版(PRIMo)を使用して実施された。算出されたばく露量は以前ピアレビューで導出された毒性学的基準値を超過しなかった。推定最大短期ばく露量のARfDにおける割合は2.0%をしめた。推定長期食事摂取量はADIの2%から43%の範囲にあった。ホップにおける残留物の推定寄与はすべての食事に対してADIの1%未満であった。 更新評価書(draft Renewal Assessment Report:dRAR)のピアレビューは現在進行中であり、本意見書における結論はピアレビューの結果に照らして再検討を必要とする可能性がある。 EFSAによるMRLの勧告案は次のとおり。 品名 現行MRL mg/kg EUのMRL案 mg/kg ホップ 0.1 更なるリスク管理の検討が必要である |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | EU |
| 情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
| 情報源(報道) | - |
| URL | http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5498 |
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