食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05060140314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、エルカ酸に関する意見書を公表
資料日付 2018年12月20日
分類1 化学物質
分類2 食品添加物
概要(記事)  ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は12月20日、エルカ酸(erucic acid)に関する意見書を公表した(2018年12月20日付け意見書 No.044/2018)。概要は以下のとおり。
 BfRは、提案されている基準値を支持するものの、添加脂質を含む食品は制限されるべきであると考える。
 エルカ酸は、植物油脂に含まれており、アブラナ科植物の種子(アブラナの種子及びカラシナの種子など)中に天然に存在する。化学的には、長鎖一価不飽和オメガ-9脂肪酸である。
 食品中のエルカ酸が高濃度の場合、健康への影響は多々ある(心筋リピドーシスなど)。エルカ酸に起因するリピドーシスは可逆性である。
 欧州委員会(EC)は、エルカ酸に関する現行の基準値の改正や、以前は基準値がなかった食品に関して基準値を検討することを提案している。欧州食品安全機関(EFSA)は、2016年、エルカ酸を含む食品の摂取に由来する健康影響に関して評価を行った。これを基に、BfRはECの提案を検討した。
 欧州委員会(EU)の委員会は、食品中のエルカ酸に関する基準値について以下の内容の提案をしている。
・植物性油脂:20g/kg(現在は50g/kg)
・添加植物性油脂を含む食品(乳児用調製乳及びフォローアップミルクを除く):基準値非適用(現在は50g/kg)
・乳児用調製乳及びフォローアップミルク:4g/kg(現在は10g/kg)
・マスタード:30g/kg(現在は基準値なし)
 BfRは、提案されている基準値は、消費者によるエルカ酸摂取を低減するのに適切であると考える。また、マスタードに関して新たに提案された基準値を支持する。
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) -
URL https://www.bfr.bund.de/cm/343/erucasaeure-bfr-befuerwortet-vorgeschlagene-hoechstgehalte-jedoch-sollten-auch-lebensmittel-mit-zugesetzten-fetten-begrenzt-werden.pdf
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