食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05060110149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、豚のと体及び切り身の表面の細菌学的汚染を減少させるための有機酸類の乳酸及び酢酸の安全性及び有効性の評価に関する科学意見書を公表
資料日付 2018年12月12日
分類1 化学物質
分類2 食品添加物
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は12月14日、豚のと体及び切り身の表面の細菌学的汚染を減少させるための有機酸類の乳酸及び酢酸の安全性及び有効性の評価に関する食品接触材料、酵素及び加工助剤に関する科学パネル(CEPパネル)による科学意見書(2018年10月25日採択、284ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2018.5482)を公表した。概要は以下のとおり。
 冷蔵前の豚のと体及び冷蔵後の切り身の表面の細菌学的汚染を減少させるための乳酸及び酢酸の安全性及び有効性を検討する試験が評価された。
 乳酸処理は、と体に噴霧される最高温度80℃、又は切り身への噴霧あるいは浸漬に適用される最高温度55℃の2%から5%の水溶液から構成されていた。酢酸処理は、と体に噴霧にされる、又は切り身への噴霧あるいは浸漬に適用される最高温度40℃の2%から4%の水溶液から構成されていた。最大の処理時間は30秒であった。
 CEPパネルは次のとおり結論付けた。
1. 酢酸及び乳酸が欧州連合(EU)の食品添加物の規格書を遵守しているならば、これらの処理には安全性の懸念はない。
2. 冷蔵前の豚のと体への酢酸の噴霧は、未処理のコントロールに比較して有効であったが、CEPパネルは入手可能なデータに基づき、冷蔵前の豚のと体又は、冷蔵後の豚肉の切り身へ噴霧される際の乳酸が水処理よりも有効かどうかを結論付けることができなかった。CEPパネルは冷蔵後の豚肉の乳酸への浸漬は水処理よりも有効であると結論付けた。しかしながら、CEPパネルは冷蔵前の豚のと体及び/又は冷蔵後の豚肉の切り身の酢酸処理の有効性を結論付けることができなかった。
3. 衛生工程管理が実施される限り、両物質の使用に関連して殺生物剤への感受性の低下した細菌及び/又は抗菌性物質耐性菌の潜在的な選択及び出現の可能性は考えにくい。
4. 地域の規則に従って、必要に応じて乳酸又は酢酸による低pHに対処するためにと畜場からの排水が処理される限り、両有機酸の放出は環境に対して懸念ではない。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) -
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5482
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