食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05050040149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、ダイオキシン類及びポリ塩化ビフェニル類の耐容摂取量の更新を公表
資料日付 2018年11月20日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は11月20日、ダイオキシン類及びポリ塩化ビフェニル類(PCBs)の耐容摂取量の更新を公表した。概要は以下のとおり。
 ダイオキシン類及びダイオキシン様PCBsは長期間環境中に残存し、フードチェーン(通常は動物の脂肪組織)に少量蓄積する有毒化学物質である。過去30年間、規制機関及び産業界の努力により食品及び飼料中のこれら物質の量は減少してきた。
 EFSAの「フードチェーンにおける汚染物質に関する科学パネル」(CONTAMパネル)は、食品及び飼料中のこれら物質のヒトの健康及び動物の衛生リスクの最初の包括的レビューを終了した。
新しい耐容摂取量:
 リスク評価では、ヒトで見られた影響を検討し、サポートするエビデンスとして動物試験を使用した。EFSAは、これらの手法および使用データの更なる理解を支援するため、欧州各国の協力機関とヒトの(疫学的)試験の使用を含む科学的手法を議論した。
 以下はCONTAMパネルのメンバーでありダイオキシン類ワーキンググループの座長であるRon Hoogenboom博士の説明:
 パネルは食品中のダイオキシン類及びダイオキシン様PCBsの耐容週間摂取量(TWI)を新たに2pg TEQ(訳注)/kg 体重/週に設定する。新しいTWIは、2001年に食品科学委員会(SCF)が設定した以前のTWIの7分の1である(訳注:旧のTWIは14pg TEQ/kg 体重/週である)。
TWIを引き下げた主な理由は、これらの物質の毒性に関する疫学研究及び動物試験データが入手可能になったこと及び長年に渡るヒトの体内量の予測モデルの技術がより精緻化されたことによる。
 精液の質の低下
 新しいTWIは、ヒトの血中におけるこれら物質の最も低いレベルでみられた有害健康作用である精液の質への影響からの保護である。 
 また、このTWIは、ヒトを対象にした調査でみられた他の影響からの保護でもある。即ち、他の影響とは女児に対する男児の割合の低さ、新生児におけるより高いレベルの甲状腺刺激ホルモン及び歯のエナメル質の発育障害である。
 TWIを超える全ての年代のばく露
 欧州での大多数の集団において主にばく露に寄与する食品は魚類(特に脂肪分の多い魚類)、チーズ及び家畜の肉である。
 若者、成人及び高齢者における平均摂取群及び高摂取群のばく露量は、新しいTWIの5倍から15倍であった。幼児及び10歳までの他の小児では、TWIの超過は同様の範囲であった。
 CONTAMパネルの勧告
 これらのTWI超過は健康に対する懸念であるが、最も有害なタイオキシン様PCBsの毒性は過大評価の可能性がある。これらのような物質の毒性を算出する場合には、国際的に同意された値として知られる毒性等価係数(TEFs:toxicity equivalent factors)を使用する。パネルは、新しい科学データの視点からダイオキシン及びダイオキシン様PCBsのTEFsのレビューを支援する。毒性がより少ないことが確認されるならば、そのことは消費者の懸念を軽減するであろう。
 欧州委員会及び欧州連合(EU)加盟国の意見
高いレベルの消費者保護を担保するため、EFSAの科学的勧告に続き、欧州委員会及びEU加盟国はリスク管理措置を協議する予定である。
訳注 TEQ:毒性等量(toxic equivalents)
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/press/news/181120

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