食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04980600104
タイトル 米国疾病管理予防センター(CDC)、七面鳥生肉製品に関連した複数州における多剤耐性サルモネラ・リーディング集団感染症に関する情報を公表
資料日付 2018年7月19日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国疾病管理予防センター(CDC)は7月19日、七面鳥生肉製品に関連した複数州における多剤耐性サルモネラ集団感染症に関する情報を公表した。概要は以下のとおり。
1.CDC及び複数州の公衆衛生及び規制当局は、複数州における七面鳥生肉製品に関連した複数州における多剤耐性サルモネラ・リーディング(Salmonella Reading)集団感染症に関して調査している。米国農務省の食品安全検査局(USDA-FSIS)が本集団感染症を監視している。
2.7月11日時点で、S. Reading株に感染した90人が26州から報告されている
3.発症日は2017年11月20日から2018年6月29日まで、患者の年齢は1歳未満~91歳、年齢中央値41歳であった。患者の61%が女性であった。情報の得られた78人のうち、40人(51%)が入院した。死亡の報告はない。
4.聞き取り調査では、患者は、様々な場所から購入した異なる種類及びブランドの七面鳥製品を喫食したと報告している。患者2人は、七面鳥生肉のペットフードをペットに与えた家庭に住んでいた。
5.当該集団感染株は、七面鳥生肉のペットフード、七面鳥生肉製品、生きた七面鳥から採取した検体で確認されている。
6.全ゲノムシークエンス解析(WGS)では、68分離株(28株が患者由来で、40株が食品及び動物検体由来)において予想された薬剤耐性は確認されなかった。しかし患者由来の33分離株及び食品及び動物検体由来の49検体には、アンピシリン、ストレプトマイシン、スルファメトキサゾール、テトラサイクリン、ゲンタマイシン及びカナマイシンの全て或いは幾つかの抗菌性物質に対する耐性遺伝子が含まれていた。集団感染株4検体についてのCDCの全米薬剤耐性監視システム(NARMS)研究所による標準薬剤感受性試験法を用いた試験では、これらの知見を裏付けた。これらの抗菌性物質は通常サルモネラ感染症に使用されないため、この耐性は治療する患者の多くにおいて使用される抗菌性物質の選択に影響しない可能性が高い。
7.七面鳥生肉製品或いは生きた七面鳥の共通の供給元は特定されていない。
8.S. Readingの集団感染株は、生きた七面鳥及び多種類の七面鳥生肉製品に存在し、七面鳥生産業に広がっている可能性があることを示している。CDC及びUSDA-FSISは、当該情報を七面鳥生産業界の代表者と共有し、サルモネラ汚染を減じるために実行可能な措置を要求した。
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/疾病管理予防センター(CDC)
情報源(報道) 米国疾病管理予防センター(CDC)
URL https://www.cdc.gov/salmonella/reading-07-18/index.html
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