食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04980200149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、食品添加物としてのアルギン酸プロパン-1 ,2-ジオール(E 405)の再評価に関する科学的意見書を公表
資料日付 2018年7月27日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は7月27日、食品添加物としてのアルギン酸プロパン-1
,2-ジオール(E 405)の再評価に係る「食品添加物及び食品に添加する栄養源に関する科学パネル」(ANSパネル)の科学的意見書(2018年6月27日採択、38ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2018.5371)を公表した。概要は以下のとおり。
 ANSパネルは、E405の吸収、分布、代謝、及び排泄(ADME)データが、この添加物がプロパン-1
,2-ジオールとアルギン酸に加水分解するエビデンスを提供したことに注目した。これら2つの化合物は、最近、食品添加物としての使用の安全性を再評価された(ANSパネル 2017
, 2018)。したがって、ANSパネルは、この意見書の中でこれら2つの加水分解誘導体の主要なトキシコキネティックス(毒物動態学的)、及び毒性学的データについて検討した。 
 E405を用いた亜急性及び亜慢性混餌試験では悪影響は報告されなかった。入手可能なデータは、食品添加物として使用されるE405の遺伝毒性の懸念を示さなかった。E405、アルギン酸及びプロパン-1
,2-ジオールには、発がん性に関する懸念は無かった。
 ANSパネルはE405の有害作用があるとすればプロパン-1
,2-ジオールによるものであると考えた。したがって、食品添加物E405の許容一日摂取量(ADI)は、あらかじめ存在する遊離プロパン-1
,2-ジオール及び加水分解後E405から遊離するプロパン-1
,2-ジオールの総量により決定される。
 欧州連合(EU)の規格によれば、遊離及び結合したプロパン-1
,2-ジオールの濃度は、重量ベースで最大45%になる。プロパン-1
,2-ジオールの100%が全身で利用可能であるという最悪の場合を仮定し、プロパン-1
,2-ジオールのADI 25 mg/kg 体重(bw)/日を考慮して、ANSパネルはE405のADIを55 mg/kg 体重(bw)/日に設定した。
 ANSパネルは、食品添加物としてE405を使用する場合の推定ばく露は、どの集団においてもADIを超過しない、したがって、認可された使用量での安全性の懸念はないと結論付けた。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5371
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