食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04980180149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、食品添加物としてのウッドロジングリセリンエステルの再評価に関する科学的意見書を公表
資料日付 2018年7月26日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は7月26日、食品添加物としてのウッドロジングリセリンエステル(glycerol esters of wood rosin; GEWR)(E 445)の再評価に係る「食品添加物及び食品に添加する栄養源に関する科学パネル」(ANSパネル)による科学的意見書(2018年6月27日採択、47ページ、doi:10.2903/j.efsa.2018.5370)を公表した。概要は以下のとおり。
 Pinus palustris(longleaf pine)及びPinus elliottii(slash pine)由来のGEWR(E 445)については、総合的毒性データベースに基づいて、また、生殖及び発生毒性データがないため、ANSパネルは食品に係る科学委員会(SCF)が1994年に設定した現行の許容一日摂取量(ADI)12.5 mg/kg 体重(bw)/日を上記データが提供されるまでの暫定値とすべきであると結論付けた。
 この評価はP. palustris及び P. elliottiiに由来し、毒性学的試験において使用されたGEWRに準じた化学組成を持つGEWRに限定されている。
 ANSパネルは、提案されている使用量での食品添加物としてのGEWR(E445)の使用量からは、平均ばく露量及びブランドに忠実な高精度ばく露シナリオの高ばく露量(95パーセンタイル)は、どの集団においても暫定ADIを超過しないと結論付けた。
 Pinus halepensis及びPinus brutia由来のGEWRについては、ANSパネルは、毒性学的に特に関連があると考えられるグリセロールモノエステル、遊離樹脂酸、及び中性物質画分の濃度が明らかになっていないため、P. palustris及びP. elliottii由来のGEWR(E 445)との化学的同等性を評価することはできないこと、また、安定性に係るデータ及び毒性学上のデータが入手できないことに注目した。
 従って、ANSパネルはP. halepensis及びP. brutia由来のGEWRの安全性評価を実施することはできないと結論付けた。ANSパネルは欧州委員会(EC)に対して、欧州連合(EU)規格書のGEWR(E 445)の定義の更新を検討するよう助言した。規格書は、GEWR(E 445)は(i)グリセロールジエステル及びグリセロールトリエステルに加えてグリセロールモノエステル残留画分を含有すること、及び(ii)残留遊離樹脂酸及び中性物質(非酸性の他の鹸化性物質及び非鹸化性物質)を含有することを表示すべきである。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5370
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