食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04980170149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、食品添加物としてのフェロシアン化ナトリウム、フェロシアン化カリウムの安全性再評価、及びフェロシアン化カルシウムの安全性評価に関する科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2018年7月25日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は7月25日、食品添加物としてのフェロシアン化ナトリウム(sodium ferrocyanide)(E535)、フェロシアン化カリウム(potassium ferrocyanide)(E536)の安全性の再評価、及びフェロシアン化カルシウム(calcium ferrocyanide)(E538)の安全性評価に係る「食品添加物、及び食品に添加される栄養源に関する科学パネル」(ANSパネル)による科学的意見書(2018年6月29日採択、26ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2018.5374)を公表した。概要は以下のとおり。 ANSパネルは適切なばく露及び毒性に関するデータが入手可能であると考慮した。ヘキサシアノ鉄酸塩類(E535-538)は食塩の代替物として2つの食品分類で認可されている。 食品添加物としての使用からヘキサシアノ鉄酸塩類(E535-538)への食品由来ばく露を評価するために、ばく露量は規制上の最大ばく露量評価シナリオ(最大許容量(MPL))、及び高精度のばく露評価シナリオに基づき算出された。ヘキサシアノ鉄酸塩類への食品由来ばく露量は、規制上の最大量及び高精度シナリオでの食塩の平均及び高摂取量に基づき算出された。 MPLシナリオでは、食品添加物としての使用からのヘキサシアノ鉄酸塩類(E535-538)へのばく露量は、小児及び青年で最大0.009 mg/kg/体重(bw)/日であった。高精度のばく露シナリオでは、ばく露量は小児及び青年で最大0.003 mg/kg/体重(bw)/日であった。ヘキサシアノ鉄酸塩類の吸収は低く、ヒトへの蓄積はない。遺伝毒性及び発がん性に関する懸念はない。生殖試験は入手できなかったが、胎児期発生毒性試験で無毒性量(NOAEL) 1 ,000mg フェロシアン化ナトリウム/kg 体重/日(試験最大用量)が特定された。腎臓がフェロシアン化ナトリウムの標的器官であり、ラットの慢性(2年間)試験で腎臓への影響に対しては4.4mg フェロシアン化ナトリウム/kg 体重/日がNOAELとして特定された。 この化合物の毒性がヘキサシアノ鉄酸イオンだけによるものと仮定して、ANSパネルはヘキサシアノ鉄酸イオンとして表されるフェロシアン化ナトリウム、カリウム、及びカルシウムのグループ許容一日摂取量(ADI)を0.03 mg/kg 体重/日で設定した。ANSパネルは、現在認可されている用法及び使用量でヘキサシアノ鉄酸塩類(E535-538)には安全性の懸念はないと結論付けた。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5374 |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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