食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04970580104 |
タイトル | 米国疾病管理予防センター(CDC)、ロメインレタスに関連した複数州における腸管出血性大腸菌O157:H7集団感染症に関する情報を最終更新 |
資料日付 | 2018年6月28日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 米国疾病管理予防センター(CDC)は6月28日、ロメインレタスに関連した複数州における腸管出血性大腸菌O157:H7集団感染症に関する情報を最終更新した。概要は以下のとおり。 1.6月28日時点で、本集団感染症は終息したとみられる。 2.CDC、複数州の公衆衛生及び規制当局及び米国食品医薬品庁(FDA)は、複数州における腸管出血性大腸菌O157:H7集団感染症についての調査を実施した。 3.6月27日現在、腸管出血性大腸菌O157:H7集団感染株の感染者210人が36州から報告されている。発症日は2018年3月13日から6月6日まで、年齢は1歳から88歳で、年齢中央値は28歳、67%が女性である。情報の得られた201人のうち、腎不全の一種である溶血性尿毒症症候群を発症した27人を含む96人(48%)が入院した。5人の死亡がカリフォルニア州(1人)、アーカンソー州(1人)、ミネソタ州(2人)及びニューヨーク州(1人)から報告された。 4.全ゲノムシークエンス解析(WGS)では、患者184人の検体由来の分離株においてクロラムフェニコール、ストレプトマイシン、スルフィソキサゾール、テトラサイクリン及びトリメトプリム・スルファメトキサゾールに対する薬剤耐性を確認した。患者の臨床8検体についてのCDCの全米薬剤耐性監視システム(NARMS)研究所による標準薬剤感受性試験法を用いた試験では、これらの知見を裏付けた。これらの患者のうち4人からの分離株には、アンピシリン及びセフトリアキソンに対する耐性遺伝子も含まれていた。大腸菌O157感染患者には抗生物質の投与は推奨されないため、これらの知見は治療指導には影響しない。 5.疫学、検査及び遡及調査の証拠から、アリゾナ州ユマの栽培地帯からのロメインレタスが、本集団感染源となっている可能性が高いことを示した。 6.聞き取り調査を行った166人のうち145人(87%)が、発症した前の週にロメインレタスを喫食したと報告している。この割合は、46%が聞き取り調査前の1週間にロメインレタスを喫食したと報告した健常者の調査の結果よりも有意に高い。この集団感染の一部の患者は、ロメインレタスを喫食していないが、ロメインレタスを喫食して発症した別の人と濃厚接触があった。 7.FDA及び複数州の公衆衛生及び規制当局は、当該ロメインレタスを追跡し、ユマの栽培地帯の多数の農場に至った。FDAは、CDC及び州担当者と連携し、ユマの栽培地帯で環境アセスメントを開始し、水、土壌、肥料の検体を採取した。CDC研究所の試験では、ユマの栽培地帯の用水路から採取した水検体中に腸管出血性大腸菌O157:H7の集団感染株が確認された。WGSでは、用水路で見つかった腸管出血性大腸菌O157:H7が、患者由来の腸管出血性大腸菌O157:H7と分離株が遺伝的に近縁であることが示された。他の環境検体の研究所での試験も継続中である。FDAは、大腸菌がこの水にどのように侵入した可能性があるのか、またこの水がロメインレタスを汚染した経路について、調査を継続している。 8.FDAによると、アリゾナ州ユマの栽培地帯からのロメインレタスの最終出荷は、2018年4月16日に収穫されたもので、収穫期は終了していることから、本集団感染症の原因となった汚染したロメインレタスをもはや入手するようなことはない。 |
地域 | 北米 |
国・地方 | 米国 |
情報源(公的機関) | 米国/疾病管理予防センター(CDC) |
情報源(報道) | 米国疾病管理予防センター(CDC) |
URL | https://www.cdc.gov/ecoli/2018/o157h7-04-18/index.html |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
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掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
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