食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu04970020314 |
| タイトル | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、食品中の3-MCPD脂肪酸エステル、2-MCPD脂肪酸エステル及びグリシドール脂肪酸エステル汚染に関するFAQを公表 |
| 資料日付 | 2018年6月13日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は6月13日、食品中の3-MCPD脂肪酸エステル、2-MCPD脂肪酸エステル及びグリシドール脂肪酸エステル汚染に関する最新のFAQを公表した。概要は以下のとおり。 3-MCPD脂肪酸エステルが2007年に精製植物性油脂から初めて検出されて以来、BfRは食品中のこれらの加工汚染物質に関する健康影響評価を何度か行ってきた。直近では2012年に行われた。 2016年、欧州食品安全機関(EFSA)は、食品中の2-MCPD脂肪酸エステル、3-MCPD脂肪酸エステル及びグリシドール脂肪酸エステルによる健康影響に関して評価を行った。欧州連合(EU)加盟国のうち23か国からのデータ(データ収集期間:2009~2015年)に関して分析が行われ、種々の集団におけるばく露評価が行われた。 2018年、EFSAは3-MCPDに関して、2016年以降最新のリスク評価を公表した。その中では、発達毒性及び生殖毒性に関する入手可能なデータも考慮している。また、EFSAの科学委員会が公表した、リスク評価におけるベンチマークドーズ(BMD)法の適用に関する最新のガイダンス(2017年)を考慮した、新たな用量反応関係の分析が行われた。 3-MCPD及びその脂肪酸エステル類へのばく露は、成人においては、新たに設定された耐容一日摂取量(TDI)である2μg/kg体重/日を超えないが、若年集団では、特に高摂取集団や、乳児用調製乳のみで育てられる乳児において、当該TDIを僅かに超える。グリシドールに関しては、EFSAの2016年の評価は引き続き妥当性を有する。 FAQは、以下の全10問である。 Q1:3-MCPD脂肪酸エステル、、2-MCPD脂肪酸エステル及びグリシドール脂肪酸エステルとは何か?(回答省略) Q2:これらの化合物の関係は?(回答省略) Q3:毒性学研究では、2-MCPD及び3-MCPD、及びその脂肪酸エステル類によるどのような有害な影響が示されているのか?(回答省略) Q4:3-MCPD及びその脂肪酸エステル類には、許容摂取量はあるのか? A4:EFSAは、発達毒性及び生殖毒性に関する入手可能なデータを考慮した最新のリスク評価を公表している。また、リスク評価にBMD法を適用する際の最新のガイダンス(EFSA2017年意見書)を考慮した、新たな用量反応関係に関する分析も行われた。最も感受性の強いエンドポイントは、引き続き、雄の実験動物の腎臓における過形成である。 EFSAは、入手可能な毒性データに基づき、雄ラットにおけるBMDL10を0.20mg/kg体重/日とした。これを根拠に、耐容一日摂取量(TDI)である2μg/kg体重/日が導き出された(安全係数:100)。この値は、BfRが2012年に、MBDL10である0.27mg/kg体重/日を用いたBMD法により導き出したTDIを裏付けている。 これは、3-MCPD又はその脂肪酸エステル類の摂取量が2μg/kg体重/日までであれば、消費者への健康影響は予見されないことを意味する。 Q5:グリシドール及びその脂肪酸エステル類による有害影響として分かっているのは?(回答省略) Q6:食品中のグリシドール及びグリシドール脂肪酸エステル濃度は、どのくらいであるべきか? A6:原則として、食品中のグリシドール又はグリシドール脂肪酸エステルは可能な限り最小限にするべきである。2009年のBfRによるレビューと同様、EFSAは、グリシドール又はグリシドール脂肪酸エステルのリスク評価にばく露マージン(MOE)手法を用いた。BfRによる意見書に基づき、EFSAは、動物実験で、グリシドール脂肪酸エステルのMOEを決定するための基準点(reference point)のT25値であるグリシドール10.2mg/kg体重/日を導き出した。このT25値のMOEは25 ,000よりも大きくなると考えられる。 Q7:3-MCPD脂肪酸エステル、2-MCPD脂肪酸エステル及びグリシドール脂肪酸エステルは、どの食品から検出されたのか?(回答省略) Q8:検出された濃度の3-MCPD脂肪酸エステルにより、消費者、特に乳児の健康に対するリスクは高まるか? A8:成人集団におけるばく露に関しては、新たに設定されたTDIである2mg/kg体重/日を超過しない。若齢集団、特に、高摂取群や、ベビーフードのみを与えられる乳児においては、当該TDIを僅かに超える。現時点で、工業生産される乳児用調製乳が乳児に対して有害となるとのエビデンスはない。 Q9:検出されたグリシドール脂肪酸エステルの濃度により、どのような健康影響が考えられるか?(回答省略) Q10:母乳哺育ではなく、工業生産される乳児用調製乳を与える母親が注意すべきことは? A10:乳児用調製乳は、生後直後の数か月間に必要な栄養を適切な配合で含む。各成分は、必要な栄養に関する最新の科学的知見に基づいて配合される。脂質には、長年に亘り精製植物性油脂が使用されてきた。精製植物性油脂から3-MCPD脂肪酸エステル、2-MCPD脂肪酸エステル及びグリシドール脂肪酸エステルが検出されたことから、これらの化合物は乳児用調製乳中にも存在する。 基本的に、非母乳哺育児に関しては、工業生産される乳児用調製乳に代わる選択肢はない。母乳哺育が行われない限り最適な栄養が担保されない。従って、BfRは、必要に応じて乳児に特化した製品を与えるよう強く推奨する。そのような製品は、乳児の必須栄養素を適切な配合で含む。 |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | ドイツ |
| 情報源(公的機関) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
| 情報源(報道) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
| URL | http://www.bfr.bund.de/cm/343/fragen-und-antworten-zur-kontamination-von-lebensmitteln-mit-3-mcpd-2-mcpd-und-glycidyl-fettsaeureestern.pdf |
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