食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu04950250149 |
| タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、殺菌剤としてヨーロッパブドウの茎のタンニンを植物保護製剤に使用するための基本物質の申請に係るEU加盟国及びEFSAの協議結果の技術報告書を公表 |
| 資料日付 | 2018年5月24日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は5月24日、ヨーロッパブドウの茎のタンニン(Vitis vinesfera cane tannins)をぶどうの木の殺菌剤として植物保護製剤に使用するための基本物質の申請に係るEU加盟国及びEFSAの協議結果の技術報告書(2018年5月2日承認、46ページ、doi:10.2903/sp.efsa.2018.EN-1414)を公表した。概要は以下のとおり。 EFSAは2018年2月、欧州委員会(EC)よりヨーロッパブドウの茎のタンニン(Vitis vinesfera cane tannins)の基本物質としての申請に係る協議会を設置し、申請者と協議を行い、個別の項目についてEFSAの科学的見解を報告書の様式で提出するよう要請された。 本報告書は、Vitis vinesfera cane tanninsの基本物質としての申請に係るEFSAの設置した協議過程の結果を要約し、報告書の個別の意見に関するEFSAの科学的見解を提示している。 Vitis vinesfera cane tanninsは粉砕したぶどうの茎からエタノールを使用して抽出され、スチルベノイド(stilbenoids)(Eレスベラトール(E-resveratrol)、E-ε-ビニフェリン(E-ε-viniferin)、E-ピセアタンノール(E-piceatannol)、ホペアフェノール(hopeaphenol))、及びフラボノイド(カテキン(catechin)及びエピカテキン(epicatechin)) の複合化合物である。有効成分の構成物は、ぶどうの品種により異なる場合がある。申請者は、製品は国際ワイン学コーデックス(International Oenological Codex)を遵守していると述べたが、コーデックスによると、ワイン学上のタンニンは、ぶどうの種から抽出されるタンニンのことと記述されており、茎から抽出されるものではない。 毒性学的評価の焦点は、報告されている主要構成物であるトランスレスベラトール(trans-resveratrol)に置いており、EFSAの栄養製品、栄養、及びアレルギーに関する科学パネル(NDAパネル)により、食品サプリメントにおける新規食品材料としてレビューされている(NDAパネル , 2016)。他の生物学上の有効成分の毒性学上の概要は言及されていない。 トランスレスベラトールについては、成人人口のみを対象にした栄養補助食品の新規材料として販売される可能性のあることが記載されており(最大用量150mg/日)、薬を服用している人は医師の指示に従って摂取するよう具体的に表示されている(委員会施行決定(EU)2016/1190)。従って、毒性学的評価は、小児のようにより感受性の強い集団を含めて全集団の防護を担保するために、植物保護製剤として使用される当該物質に対して実施されるべきである。このため、特に通行人、及び住民等、食事以外からのばく露リスク評価を推定することも必要である。 植物保護製剤としてのVitis vinifera cane tanninsの使用から生じる消費者ばく露に対応した十分な情報は申請者から提出されなかった。しかしながら、農業生産工程管理(GAP)で最終の成長段階であるBBCH 57、つまり開花前までぶどうの木に使用することを考慮して、EFSAは、申請中の製品の使用による大量の生物学的有効成分にぶどうの消費者がばく露する可能性は低いと結論付けた。EUの食品の中では重要性の低い食品であるぶどうの葉の残留物について消費者の摂取の関連性は評価されなかった。 申請者が提案するように、ぶどうの茎は粉砕されぶどう畑へ撒かれる、あるいはその後の使用のためにコンポストとされる、そしてこれが何年にも亘って実施されてきた慣行であるということを示す十分な情報は、提出された参考資料では入手できなかった。参考資料の一つで確認されたことは、一般的に行われているのはぶどうの茎を燃やすことであった。申請者の試験は、ぶどうの茎のコンポストを利用して新規のやり方を促進できないか調査することであった。 鳥類、ほ乳類、水生生物、及び標的以外の節足動物のリスク評価を実施するのに十分な情報が入手できなかったため、データギャップが特定された。ミツバチ及びミミズのリスクについて、そのリスクの低いことを示すのに役立つかもしれないデータが入手可能であるが、試験に使用された材料がVitis vinifera cane tanninsと同様のものかどうかが証明されなかった。従って、これについてもデータギャップが特定された。 |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | EU |
| 情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
| 情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
| URL | https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-1414 |
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