食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04920500475 |
タイトル | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、メラトニンを含むサプリメントを摂取しないよう特定の集団に推奨することを公表 |
資料日付 | 2018年4月11日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は4月11日、メラトニンを含むサプリメントを摂取しないよう特定の集団に推奨することを公表した。概要は以下のとおり。 国家栄養監視計画の一環で、メラトニンを含むサプリメントの摂取によると疑われる有害作用がANSESに報告された。このサプリメントが広く使用されていることから、これらの報告の後ろ向き分析(retrospective analysis)を実施し、健康へのリスク評価を実施した。 フランスではメラトニンは医薬品、調剤薬品、サプリメントに使用されている。メラトニンは夜中に分泌され、眠りにつきやすくする生理作用を有するホルモンである。体内時計への作用に加え、気分及び免疫システムの調整、体温及び腸の運動性の調節のような特性を有する。また、血管拡張性、血管収縮性及び炎症促進性作用も有する。これらの生理作用は一部の条件下又は他の物質との相互作用によって有害作用を引き起こす可能性がある。 メラトニンを含むサプリメント摂取後に発生した90件の有害事象がANSESの栄養監視システムに報告された。有害作用は一般的な症状(頭痛、めまい、眠気、悪夢、過敏症)、神経疾患(振戦、片頭痛)及び胃腸疾患(吐き気、嘔吐、腹痛)のように様々であった。 報告された有害作用事例及び科学文献の分析の結果、炎症性疾患又は自己免疫疾患の患者、妊婦、授乳中の女性、子供、ティーンエイジャー、注意を継続させる必要のある活動を実施し眠気が安全性の問題となる可能性がある者については、メラトニンを含むサプリメントを摂取しないことを推奨する。てんかん、喘息、気分障害、行動障害、人格障害の患者については、医師の指示のもとに摂取する必要がある。 メラトニンの長期摂取による作用に関する十分なデータがないことから一時的な摂取に限ることを推奨する。 フランスではメラトニンを含むサプリメントの販売は2mg/日を下回るように規制されている。欧州でのメラトニンの使用に関する状況及び規制用量が多様で、2mgのメラトニンを含むサプリメントの日常的な摂取の無害性に関する十分なデータが欠如していることから、ANSESは医薬品の用量に匹敵する用量で販売されているサプリメントに疑問を抱いている。2mgを下回る用量に関する安全性試験に基づいて欧州で調和のとれた規則の枠組みを決定することが必要であると考える。 報告書は下記URLから入手可能。 https://www.anses.fr/fr/system/files/NUT2016SA0209.pdf |
地域 | 欧州 |
国・地方 | フランス |
情報源(公的機関) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES) |
情報源(報道) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES) |
URL | https://www.anses.fr/fr/content/l%E2%80%99anses-recommande-%C3%A0-certaines-populations-d%E2%80%99%C3%A9viter-la-consommation-de-compl%C3%A9ments |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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