食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu04870920314 |
| タイトル | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、コリスチン及び伝達性コリスチン耐性に関する最新のFAQを公表(2/2) |
| 資料日付 | 2018年1月18日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は1月18日、コリスチン及び伝達性コリスチン耐性に関する最新のFAQ(2018年1月18日付けFAQ)を公表した。概要は以下のとおり。 Q7:動物からヒトに感染する細菌にコリスチン耐性は多いのか? A7:動物の腸内細菌(共生細菌)における人獣共通感染症病原体に関する薬剤耐性モニタリングの一環として、2010年以降、コリスチン耐性に関する体系的な調査研究が行われている。2010~2015年は、コリスチン耐性菌の検出割合が最も大きかったのは七面鳥肉チェーン(11.7%)及び鶏肉チェーン(6.0%)由来の大腸菌においてであった。これらの割合は、2010/2011年及び2015年に微減が見られた。2016年は、七面鳥肉チエーンにおけるコリスチン耐性は8.7%、鶏肉チェーンでは6.1%であった。 豚肉及び子牛肉のフードチェーンに由来する分離株におけるコリスチン耐性の割合はより低かった(それぞれ1.4%及び1.8%)。ドイツでは、繁殖用鶏、肉用牛及び乳製品チェーンからはコリスチン耐性遺伝子は検出されていない。 BfRによる検査が行われた分離株に関する調査研究結果の一つからは、コリスチン耐性陽性であった大腸菌分離株の大半から伝達性遺伝子mcr-1が検出されたことが示された。 関連論文「ドイツの家畜由来及び食品由来大腸菌中のmcr-1保菌率(2010~2015年)(Prevalence of mcr-1 in E.Coli from Livestock and Food in Germany , 2010~2015)、Alexandra Irrgangら、PLOSE ONE、2016年7月25日公表」は以下のURLから入手可能。 Http://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0159863 Q8:消費者が食品中の耐性菌から身を守るには? A8:輸送、保存及び調理における衛生措置を行うことにより、薬剤耐性菌から身を守ることが可能である。例えば、生肉は中心部が70℃になるまで2分間以上加熱してから摂取すべきである。生肉の取り扱いにおいては、手や調理器具(包丁、まな板など)により他の食品へ細菌が移らないよう最新の注意が必要である。 BfRは、リーフレット「消費者向けヒント集:家庭でできる食中毒予防」を刊行している。当該リーフレットは、食品の取り扱いにおける最重要規則の概要である。収載されている衛生に関するヒントは耐性菌感染対策にも当てはまる。 当該リーフレット(ドイツ語、8ページ)は以下のURLから入手可能。 Http://www.bfr.bund.de/cm/350/verbrauchertipps_schutz_vor_lebensmittelinfektionen_im_privathaushalt.pdf Q9:コリスチン及び他の抗生物質を予防目的で家畜に使用することは許可されているのか? A9:抗生物質は予防を意図して家畜に使用してはならない。動物用医薬品としての抗菌性物質の慎重な使用に関するECの指針では、予防を意図した常用は避けるべきとの提言が行われている。 Q10:コリスチンのヒト及び動物への使用に関する特別な規則はあるのか? A10:2017年以降、世界保健機関(WHO)は、コリスチンを「最優先される非常に重要な抗菌性物質」(非常に重要な抗生物質グループの中でも最優先される有効成分)の一つと捉えている。WHOは、重篤なヒトの感染症(特に腸内細菌及び緑膿菌感染症など)の治療薬としてのコリスチンの使用頻度が世界的に高まっていることから、コリスチンの重要性が格上げされたのは妥当であると考えている。 WHOは、伝達性コリスチン耐性の発見及び当該耐性のフードチェーンを介した拡大にも言及している。 伝達性耐性遺伝子が検出されたとは言え、当面は、ヒトの治療にコリスチンの使用が不可欠である状態が変わることはない。しかし、コリスチンは、他の全ての抗菌性物質同様、動物への使用は慎重に行うべきである。 的を絞った動物用医薬品の使用は、薬剤耐性の拡大防止のための医療分野及び獣医学分野の緊密な協働を謳う「ワンヘルス・アプローチ(one health approach)の考え方に沿っている。 |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | ドイツ |
| 情報源(公的機関) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
| 情報源(報道) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
| URL | http://www.bfr.bund.de/cm/349/faq-about-the-antibiotic-colistin-and-transferrable-colistin-resistance-in-bacteria.pdf |
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