食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu04870340104 |
| タイトル | Emerging Infectious Diseases:「豪州における搾乳された母乳によるクロノバクター・サカザキ感染症」 |
| 資料日付 | 2018年2月1日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | Emerging Infectious Diseases (vol.24 , No.2 , February 2018)に掲載された論文「豪州における搾乳された母乳によるクロノバクター・サカザキ感染症(Cronobacter sakazakii Infection from Expressed Breast Milk , Australia)、著者Rowena McMullan(Royal Prince Alfred Hospital Women and Babies , 豪州)ら」の概要は以下のとおり。 新生児のCronobacter sakazakii感染症はしばしば、汚染された乳児用調製粉乳の摂取に疫学的に関連付けられる。ここでは、全ゲノムシークエンス法で確認された搾乳された母乳(EBM:expressed breast milk)を摂取したことによる症例について記述する。当該症例からEBMの保存及び搾乳方法に関連するリスクの可能性が強調された。 新生児のC. sakazakii感染症は、重症の全身感染症及び髄膜炎を起こし、死亡率は42%と高い。C. sakazakii感染症は乳児用調製粉乳の汚染と関連付けられているが、母乳のみで育てられた乳児での感染報告は稀である。 豪州シドニーで2015年、27週5日で出生した男児の出生直後の血液検査は細菌及び真菌陰性であった。2日後から男児はプロバイオティクス及びEBMを経口胃栄養チューブ(orogastric feeding tube)を通して投与された。10日後、男児の健康状態は急激に悪化し、挿管及び換気が必要となった。血液検体の培養検査でC. sakazakiiと特定された黄色い粘性コロニーの増殖がみられた。抗生物質治療を施したが、男児はてんかん重積症、肺出血及び急性腎不全を発症し、11日後に死亡した。 母親が入院時に採取された母乳検体の培養では皮膚細菌叢が検出された。退院後6日間に採取された検体ではC.sakazakiiの増殖がみられた。母親は退院後、使用前に殺菌処理をしていない手動ポンプを使って搾乳し、EBMは入院時と同様の方式で病院の新生児室にて保管されていた。 当該新生児症例では、母親の入院時には母乳がC. sakazakii陰性であったことから、手動の搾乳ポンプにC.sakazakiiが定着していてEBMを汚染し、感染症を発症させたものとみられる。 残念なことに、EBMに関連するリスクはあまり認識されていない。世界的に増加している早産児が新生児室にて治療を受け、摂食可能となるまでEBMを必要とすることから、この事実の重要性は増すであろう。本症例や、EBMや汚染された搾乳器具からクロノバクターが分離された別の事例から、汚染されたEBMの摂取は当初考えられていたよりも一般的であることが示唆され、搾乳した母乳を自分の子供に与えることになる新しい親への教育の重要性が強調される。米国疾病管理予防センター(CDC)の推奨事項には、母乳搾乳器具の洗浄のための正しい殺菌工程、搾乳器使用の間の保管方法及びEBMの安全な保存方法などが書かれている。 |
| 地域 | 北米 |
| 国・地方 | 米国 |
| 情報源(公的機関) | 米国/疾病管理予防センター(CDC) |
| 情報源(報道) | Emerging Infectious Diseases |
| URL | https://wwwnc.cdc.gov/eid/article/24/2/17-1411_article |
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