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資料管理ID syu04870240314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、コリスチン及び伝達性コリスチン耐性に関する最新のFAQを公表(1/2)
資料日付 2018年1月18日
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概要(記事)  ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は1月18日、コリスチン及び伝達性コリスチン耐性に関する最新のFAQ(2018年1月18日付けFAQ)を公表した。概要は以下のとおり。
 耐性に関する研究が、細菌から細菌へのコリスチン耐性の伝達という新たな機序の発見に繋がった(2015年11月)。当該科学的知見は、動物生産施設におけるコリスチンの使用及びコリスチン耐性の拡大に関する社会的議論をもたらしている。
Q1:コリスチンとは?
A1:ポリミキシン類に属するポリペプチド系抗生物質である。
Q2:コリスチン耐性とは?
A2:コリスチンの細菌に対する最小発育阻止濃度が閾値を超えている場合、コリスチン耐性が存在する。欧州委員会(EC)抗菌薬感受性試験(EUCAST)によれば、大腸菌及びサルモネラ属菌に関しては、2mgコリスチン/L栄養培地(疫学的閾値)を上回る濃度でも増殖すれば、コリスチン耐性を有すると考えられる。
 「臨床及び検査基準に関する研究機関」は、臨床での基準を設け、8mg/L以上とした。この濃度で耐性を獲得した細菌による感染症には、コリスチンによる治療は効果的ではない。
Q3:動物用医薬品におけるコリスチンの重要性は?
A3:コリスチンは、特に家畜の消化管感染症の治療において非常に重要な動物用医薬品である。2014年、ドイツでは107トンのポリペプチド抗生物質が動物用医薬品として供給された(2016年は69トン)。その大半はコリスチンであった。統計を取り始めた2011年と比べ、その量は45.7%減であった(127トン→69トン)。
Q4:コリスチンはヒトに普通に使用されているのか?
A4:他の抗生物質と比べて、コリスチンは忍容性が低いことから、ヒトにはほとんど使用されていない。
Q5:コリスチン耐性は新しい現象か?
A5:いいえ。動物のコリスチン耐性菌の分離は数年前に報告されている。これまで、科学者らは、この分離株は細菌の染色体に固定されている非伝達性耐性菌であるとの仮定に基づき研究を行ってきた。現在問題となっているコリスチン耐性の新たな側面は、プラスミド媒介遺伝子により細菌から細菌へ伝達する点である。
 プラスミドとは、種々の形質遺伝子を含むと考えられる環状のDNA分子で、細菌から細菌へ比較的容易に伝達される。2015年に発見されたこの遺伝子はmcr-1と命名され、中国で初めて確認された。更なる詳細研究の結果、mcr-1が染色体に組み込まれる可能性も示された。このことは、全ての細菌において後代分離が可能であることを意味する。
 mcr-1発見の余波を受け、BfRによる研究を含む複数の調査研究が行われた。その結果、新たに、家畜におけるコリスチン耐性に寄与する伝達性遺伝子mcr-2~mcr-5に関する記述が見られた。これらの遺伝子の拡散に関する調査研究は現在行われている。更なる同様の遺伝子が検出されるのではないかと考えられている。
Q6:コリスチン耐性に関する新たな知見は、どのような措置の必要性を示しているか?
A6:BfRによる研究では、mcr-1遺伝子は、ドイツの家畜由来及び食品由来細菌中に既に2010年には存在していたことが、また、複数のプラスミド上に存在する可能性が示されている。Mcr-1遺伝子及び類似遺伝子の伝達頻度、伝達細菌の種類及び耐性拡大機序に関して調べるために、更なる詳細研究を行う必要がある。これらは、潜在リスクに関して行う評価の精度向上のためには重要不可欠な知見である。
 コリスチン耐性が検出されたことで、抗菌性物質の家畜への使用を治療に必要な絶対最小レベルまで抑制する必要性が強調されている。これは、BfRが何年も前から提唱してきた考えである。
 新たな結果に基づき、欧州医薬品庁(EMA)はコリスチンに関する評価書のレビューを行い、2016年7月公表の報告書の中で、コリスチンの使用は最小レベルまで削減すべきと提言している。
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
URL http://www.bfr.bund.de/cm/349/faq-about-the-antibiotic-colistin-and-transferrable-colistin-resistance-in-bacteria.pdf

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