食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04860670149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、食品サプリメント中に使用される新開発食品(NF)成分としてのオルトケイ酸-バニリン複合体(OSA-VC)の安全性及び供給源からのケイ素の生物学的利用能に関する科学的意見書を公表
資料日付 2018年1月5日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は1月5日、食品サプリメント中に使用される新開発食品(NF)成分としてのオルトケイ酸-バニリン複合体(OSA-VC)の安全性及び供給源からのケイ素のバイオアベイラビリティー(生物学的利用率)に関する科学的意見書を公表した(2017年11月21日採択、19ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2018.5086)。概要は以下のとおり。
 今回の科学的意見書は、食品サプリメント中にケイ素(Si)供給源として使用するための、NF成分としてのOSA-VCの安全性及びこの供給源からのケイ素のバイオアベイラビリティーについて論じている。OSA-VCは低pH値の溶液中で安定である。OSA-VCからのオルトケイ酸は、ボランティアの被験者において経口摂取後の血漿ケイ素濃度が上昇することにより明らかとなった。今回の申請の裏付けとして提供された毒性学的データは、「食品添加物評価のための提出に関するガイダンス」の第一段階(Tier1)の要件に従っていなかったが、pH6.8ではOSA-VCがオルトケイ酸とバニリンに解離することを考慮すると、本件は妥当であるとされるとパネルは考えた。申請者が推奨する用量でのOSA-VCの毎日の摂取は、ケイ素約10~18mg/日の追加的な摂取量となり、結果としてケイ素おおよそ30~70mg/日の推定総摂取量になると考えられる。OSA-VC摂取による最大バニリン摂取量は、2002年に国際連合食糧農業機関(FAO)/世界保健機関(WHO)の合同食品添加物専門家会議(JECFA)によって設定されたバニリン10mg/kg体重の許容一日摂取量(ADI)の5%未満と考えられる。パネルは、成人向け食品サプリメント中のケイ素の供給源として使用されることを意図したNF成分として、提案されたOSA-VCの使用及び使用量について安全性の懸念はないと結論付けた。パネルは、ケイ素として測定されるオルトケイ酸は、OSA-VCの摂取後、生体で利用可能であり、他の確立されたオルトケイ酸供給源についての文献に報告された値と類似していると結論付けた。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.2903/j.efsa.2018.5086/pdf
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