食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04850400294
タイトル 世界保健機関(WHO)、豚インフルエンザウイルスによる感染情報(2017/10/30~2017/12/07)を公表
資料日付 2017年12月23日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  世界保健機関(WHO)は12月23日、人獣共通感染症のインフルエンザに関する概要及び評価報告書(2017/10/30~2017/12/07)を公表した。豚インフルエンザに関する概要は以下のとおり。
1.豚インフルエンザA(H1N1)vウイルスによる感染状況
 2017年10月30日の前回の更新以降、米国のアイオワ州で新たにA(H1N1)vウイルス感染者1人が確認された。この感染は、発症前に豚への接触が報告された成人で起こっている。患者は入院せず、完全に回復した。ヒトからヒトへの感染は確認されていない。この症例から検出したウイルスゲノムの特徴として、現在米国内の豚に広まっているA(H1N1)ウイルスとの類似がみられる。このウイルス及び関連する豚インフルエンザウイルスは、最近の逆人獣共通感染症(reverse zoonosis)により米国の豚に広まる可能性がある季節性ヒトH1N1pdm09ウイルスに由来するHA及びNA遺伝子断片を持っている。ヒトの季節性インフルエンザワクチン中の、現在のA(H1N1)pdm09ウイルスに対して作製したフェレット抗血清は、このウイルスを十分に抑制した。
 2005年以降、A(H1N1)vウイルス感染の21症例が米国疾病管理予防センター(CDC)に報告されている。これは2017年に報告された1件目の症例である。数人が入院し、死亡症例1人の報告(2015年)があるが、多くの症例は軽症である。
2.豚インフルエンザA(H1N2)vウイルスによる感染状況
 2017年10月30日の前回の更新以降、米国コロラド州でA(H1N2)vウイルス感染者1人が新たに確認された。当該症例は発症前に農業イベントで豚へのばく露があったと報告されている。患者は回復し、ヒトからヒトへの感染は確認されなかった。
 2005年以降、13人のA(H1N2)vウイルス感染が米国疾病管理予防センター(CDC)に報告されており、そのうち4件が2017年に発生している。多くの症例が軽症だが、数人が入院している。
3.豚インフルエンザA(H3N2)vウイルスによる感染状況
 2017年10月30日の前回の更新以降、米国の複数の州で、A(H3N2)vウイルス感染者2人が確認された。1人は発症1週間以上前に豚への接触があったと報告されているが、もう一人は豚へのばく露はなく、家族の一人が豚にばく露していたと報告されている。従って、限定的なヒトからヒトへの感染を否定することはできない。
 新たなインフルエンザAウイルスの届出が全国的に義務付けられるようになった2005年以降、433人のA(H3N2)vウイルス感染が米国CDCに報告されており、うち61症例は2017年に起こっている。数人が入院し、死亡症例1人の報告(2012年)があるが、多くの症例は軽症である。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 世界保健機関(WHO)
情報源(報道) 世界保健機関(WHO)
URL http://www.who.int/influenza/human_animal_interface/Influenza_Summary_IRA_HA_interface_12_07_2017.pdf?ua=1
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