食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04850390294
タイトル 世界保健機関(WHO)、鳥インフルエンザウイルスによる感染情報(2017/10/30~2017/12/07)を公表
資料日付 2017年12月23日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  世界保健機関(WHO)は12月23日、人獣共通感染症のインフルエンザに関する概要及び評価報告書(2017/10/30~2017/12/07)を公表した。鳥インフルエンザに関する概要は以下のとおり。
1.鳥インフルエンザA(H5)ウイルスによる感染状況
 2017年10月30日の前回の更新以降、新たなA(H5N6)ウイルス感染検査確定症例が1件報告された。
 患者は2017年11月7日に発症した、33歳の中国広西チワン族自治区の男性である。11月12日に入院し、11月30日に死亡した。発症前、患者は生きた家きんにばく露していた。この患者と密接な接触があった3人に、更なる発症の報告はなかった。この症例のウイルスに関する追加情報が見込まれる。
 中国の動物衛生当局によると、ヒトの症例を報告している省を含む国内の多くの省で、2017年前半に家きんにおいてA(H5N6)ウイルスが検出されている。
 A(H5)亜型ウイルスはヒトに感染する可能性があるが、これまでのところ、A(H5N1)及びA(H5N6)ウイルス以外のヒト症例は報告されていない。国際獣疫事務局(OIE)への報告によると、アフリカ、ヨーロッパ及びアジアの鳥類において、様々なA(H5)亜型が引き続き検出されている。
2.鳥インフルエンザ A(H7N9)ウイルスによる感染状況
 2017年10月30日の前回の更新以降、新たなA(H7N9)ウイルス感染検査確定症例が1件報告された。患者は2017年11月21日に発症した、64歳の中国雲南省の男性であり、死んだ又は病気の家きんへのばく露が報告されている。報告時には重症であった。
 2013年以降、少なくとも612人の死亡を含む、計1
,565件の鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルスによる感染確定症例が報告されている。ヒト症例で前年に見られた傾向をみると、これからの月にかけてヒトの感染症例報告数は増加する可能性がある。従って、影響を受けた地域及びおそらくは隣接する地域において、更なる散発的なA(H7N9)ウイルス感染者が予想される。
 中国の農業当局は、現在実施中の鳥インフルエンザA(H5)ウイルスに対する家きんへのワクチン接種プログラムに加えて、A(H7)ウイルス感染に対する国内家きんへのワクチン接種を開始した旨を発表した。
 A(H7N9)ウイルスは、2013年に発生して以来、持続的なヒトからヒトへの感染は示しておらず、ウイルスの特性やヒト感染の疫学に顕著な変化は見られない。
3.鳥インフルエンザ A(H9N2)ウイルスによる感染状況
 2017年10月30日の前回の更新以降、新たなA(H9N2)ウイルス感染検査確定症例が1件中国から報告された。患者は、12月1日に軽度に発症した子供であり、外来診療を受けた。生きた家きんへのばく露歴があった。鳥インフルエンザA(H9N2)ウイルスは、中国の家きんにおいて風土病化している。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 世界保健機関(WHO)
情報源(報道) 世界保健機関(WHO)
URL http://www.who.int/influenza/human_animal_interface/Influenza_Summary_IRA_HA_interface_12_07_2017.pdf?ua=1
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