食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04850310470
タイトル 欧州疾病予防管理センター(ECDC)、乳児用調製粉乳に関連するサルモネラ・アゴナ集団感染について情報提供
資料日付 2018年1月5日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州疾病予防管理センター(ECDC)は1月5日、乳児用調製粉乳に関連するサルモネラ・アゴナ集団感染について情報提供した。
 2017年10月6日、フランスは疫学調査を基に乳児用調製粉乳の摂取に関連する1歳未満の乳児でのSalmonella Agona集団感染を報告した。フランスの1製造者の異なる商品名の乳児用調製粉乳が欧州連合(EU)内外のさまざまな国に流通し、これが集団感染の媒体となっていた。
 2018年1月5日現在、集団感染の患者はフランスで1歳未満の乳児35人及びスペインで乳児1人となっている。更に、ギリシャの乳児1人が疫学的及び微生物学的に当該集団感染に関連している可能性が高い。
 パリのパスツール研究所は、集団感染に関連するS.Agona分離株は非典型的な特徴をもつことから、当該集団感染に関連する可能性のある症例の特定が可能となった。
 全ゲノムシークエンス分析を総合したところ、スペインの症例はフランスで発生している集団感染に関連していることが確認された。また、ギリシャの症例や他の国の疑い例も関連しているかどうかを確認できるかもしれない。
 ヒトでの疫学調査及び食品の追跡調査から得られた情報から、感染源はフランスの単一製造業者の乳児用調製粉乳の5商品と特定された。フランス当局は当該事件に対応して、関与した製造業者が実施した措置を精査している。
 S. AgonaはEUでは10番目によく見られるサルモネラ属菌の血清型で、2012~2016年にはEU/欧州経済領域(EEA)の26か国で毎年400~581症例が報告されていた。
 1月5日現在、汚染が疑われる製品の流通が報告されたのはEU12か国(ベルギー、ブルガリア、キプロス、チェコ、フランス、ギリシャ、アイルランド、オランダ、ルーマニア、スロベニア、スペイン及び英国)で、EU以外の国も挙がっている。2017年12月頭から乳幼児用製品の大幅な回収、輸出の禁止及び市場への供給停止が実施された。これらの措置によって、ヒトの感染リスクは明らかに減少している。
 2004~2005年にフランスで起きたS. Agona集団感染は、この度の集団感染に関連する乳児用調製粉乳を製造した同一の業者が製造した乳児用調製粉乳の摂取に関連していた。
 ECDC及び欧州食品安全機関(EFSA)は共同で当該事件の評価を実施中である。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州疾病予防管理センター(ECDC)
情報源(報道) 欧州疾病予防管理センター(ECDC)
URL https://ecdc.europa.eu/en/news-events/salmonella-agona-outbreak-associated-infant-formula-milk
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