食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04850090149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、大豆(Glycine max)の外皮由来の食品用酵素のパーオキシダーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表
資料日付 2017年12月21日
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分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は12月21日、大豆(Glycine max)の外皮由来の食品用酵素のパーオキシダーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表した。概要は以下のとおり。
 当該パーオキシダーゼは、ベーキング工程に使用することを意図している。最大推奨使用レベルに基づき、食品用酵素の総有機固形物(TOS)への摂食由来のばく露量を、EFSAの包括的欧州食品摂取データベースの個々のデータを基にして推定した。この推定ばく露量は、全大豆由来の食品の摂取量の結果から、食品用酵素のTOSに相当する大豆の分画へのばく露量よりもおおよそ一桁低い。当該食品用酵素は、大豆の食用部分由来のため、食品用酵素の評価に関する指針書の必要条件に合致して、「食品接触材料、酵素、香料及び加工助剤に関する科学パネル」(CEFパネル)は、毒性学的データの提供は不必要であると結論付けた。
 アレルゲンの可能性は、Uniprot(訳注:たん白質の配列と機能に関する情報を提供するデータベース)のデータベースで検索した大豆のパーオキシダーゼのアミノ酸配列と既知のアレルゲンのアミノ酸配列間の類似性を検索することにより評価し、合致するものは見出されなかった。大豆の外皮由来のパーオキシダーゼは、アレルゲンのデータベースにおいて、アレルゲンとして記載されていない。しかしながら、幾つかの大豆及び大豆の外皮のたん白質は、呼吸器系又は食品のアレルゲンとして知られている。
 大豆の食用部位由来の当該食品用酵素の起源、製造工程、提供された組成及び生化学データ並びに推定摂取量に基づき、CEFパネルは、当該食品用酵素が意図した使用条件下では安全性の懸念を引き起こさないと結論付けた。しかしながら、当該食品用酵素は、アレルギーを引き起こす大豆たんぱく質を含んでいる可能性があり、従って、大豆アレルギーに感受性の高い人においては、有害な反応が排除できないことにCEFパネルは留意した。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5119
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