食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu04850080149 |
| タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、3-モノクロロプロパンジオール(3-MCPD)及びその脂肪酸エステル類に関するリスク評価改訂の科学的意見書を公表 |
| 資料日付 | 2018年1月10日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は1月10日、3-モノクロロプロパンジオール(3-MCPD)及びその脂肪酸エステル類に関するリスク評価改訂の科学的意見書を公表した。概要は以下のとおり。 EFSAの「フードチェーンにおける汚染物質に関する科学パネル」(CONTAMパネル)は、2017年に公表された国際連合食糧農業機関(FAO)/世界保健機関(WHO)の合同食品添加物専門家会議(JECFA)の報告書の耐容一日摂取量(TDI)において明らかになった科学的相違を考慮して、2016年に公表した食品中の3-MCPD及びその脂肪酸エステル類の存在に関連するヒトの健康に対するリスク評価を改訂した。 今回の改訂では、発生及び生殖毒性に関する入手可能なデータの見直しを含め、リスク評価のベンチマーク用量(BMD)の手法の使用に関する最新のEFSAの科学委員会のガイダンスに従い、用量-反応解析を行った。 今回の見直しの結果では、ラットにおいて1mg/kg体重/日を上回る3-MCPDへの短期間のばく露により、雄の生殖能力の低下に関連する精子運動能の低下を誘発する可能性のあることが示された。高用量でのより長期間のばく露の後、精巣及び精巣上体における精子数の減少及び病理組織学的な変化が観察された。 腎臓の尿細管過形成の症例の増加に関して、モデルの平均化(model averaging)を使用したBMD解析では、腎臓への影響に対する新しい参照値(Reference Point)として雄ラットにおけるBMDL10の値として0.20mg/kg体重/日が得られた。 雄の生殖能力に関する影響に対しては、関連する最も感受性の高い評価項目として精子運動能の減少が選択され、BMDL05の値として0.44mg/kg体重/日が算出された。 腎臓への影響に対する参照値を、3-MCPD及びその脂肪酸エステル類の最新のグループTDIの2μg/kg体重/日の導出に用い、また、雄の生殖能力に関する影響に対して保護的であると見なした。 成人の集団においては、設定したTDIの2μg/kg体重/日を超えなかった。若齢集団(訳注:乳児(1歳未満)、幼児(1歳以上から3歳未満)及び小児(3歳以上から10歳未満))の高摂取群及び特に調製粉乳のみを摂取する乳児のシナリオにおいて、わずかなTDIの超過が見られた。 意見書中の結論部分 ・ばく露量に関する部分: 2016年のCONTAMパネルの科学的意見書における、長期に渡る摂食由来の推定ばく露レベルは、若齢集団の平均摂取群は、0.5μg/kg体重/日から1.5μg/kg体重/日、若者(10歳以上から18歳未満)及び成人(18歳以上から65歳未満)集団の平均摂取群は、0.2μg/kg体重/日から0.7μg/kg体重/日の範囲であった。 95パーセンタイルの高摂取群の推定ばく露レベルは、若齢集団が1.1μg/kg体重/日から2.6μg/kg体重/日、若者及び成人集団が0.3μg/kg体重/日から1.3μg/kg体重/日の範囲であった。 乳児が調製粉乳のみを摂取するという特定のシナリオにおける、ばく露レベルは、調製粉乳中の3-MCPDの存在量の平均及び95パーセンタイルに基づくと、それぞれ、2.4μg/kg体重/日及び3.2μg/kg体重/日と推定された。 ・JECFA及びEFSAおいて、同じ論文のデータを使用しながら異なるBMDL値が算出された理由について: 雄ラットの腎臓での過形成の同じデータセットを使用しながら、JECFA及びEFSA間でのBMD解析の異なる結果は、モデル類の初期選択及び適用したパラメーターの制約による。 当該案件に関し報道発表もあり、詳細は以下のURLから入手可能。 https://www.efsa.europa.eu/en/press/news/180110 報道発表の中には、2016年のEFSAのTDIは0.8μg/kg体重/日であったが、今回改訂され2.0μg/kg体重/日になり、2017年のJECFAのTDIの4.0μg/kg体重/日に近づいたことを表と共に記述している。 |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | EU |
| 情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
| 情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
| URL | https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5083 |
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