食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu04760030464 |
| タイトル | オーストリア保健・食品安全局(AGES)、アクリルアミドに関して情報提供 |
| 資料日付 | 2017年7月24日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | オーストリア保健・食品安全局(AGES)は7月24日、アクリルアミドに関して情報提供を行った。概要は以下のとおり。 アクリルアミドは糖類(グルコース、フルクトース)とたん白質(アミノ酸の一種、アスパラギン)との反応により生成される。120℃超で見られる変色反応(メイラード反応)により、好ましい香りや風味のみならずアクリルアミドも生成される。アクリルアミドは工業生産される食品同様、家庭における調理でも生成される。 1.アクリルアミド生成の条件 ・高温(アクリルアミドは約120℃で既に少量が生成され、170~180℃で急速に増加する。) ・特定のアミノ酸成分及び糖類 ・低水分含有量食品 2.食品中のアクリルアミド含有量(AGESによる検査、2007~2015年) オーストリア国内の食品中のアクリルアミド濃度に関して行われた検査に基づけば、食品別のアクリルアミド含有量(μg/kg食品)は以下のとおりである。 ポテトチップス:844、インスタントコーヒー:678、ジンジャーブレッド:292、ビスケット/ラスクなど:287、焙煎コーヒー:250、クリスプブレッド:241、フライドポテト:199、焼いたばれいしょ、コロッケなど:133、朝食用シリアル:66、パン:46。 これを基に、成人(18~64歳)及び小児(6~9歳)におけるアクリルアミド摂取量に関する推定が行われた。 3.成人(18~64歳) 成人におけるアクリルアミド平均摂取量は0.15μg/kg体重/日であった。高摂取群では1.57μg/kg体重/日であった。食品全体に占める割合が最も大きかったのはポテトチップス及びジンジャーブレッドであった(それぞれ27%及び18%)。 成人におけるアクリルアミド摂取へのポテトチップスの寄与度が最大であるという事実は、摂取量(0.37g/kg体重/日)よりも、計測されたアクリルアミド含有量(844μg/kg)に拠ると考えられる。 ジンジャーブレッドの場合は、アクリルアミドの平均含有量は292μg/kgと大幅に減少するが、ポテトチップスと比べ、特に季節要因などにより、摂取量(0.73g/kg体重/日)が関係すると考えられる。 4.小児(6~9歳) 小児におけるアクリルアミド平均摂取量は0.29μg/kg体重/日で、成人の約2倍であった。高摂取群では最大で1.77μg/kg体重/日であった。成人同様、最も寄与度が大きかったのはポテトチップス(30%)であった。この場合も、アクリルアミド含有量が多いことが決定的な要因であり、摂取量に拠るものではない。 次いでフライドポテトの寄与度が大きく(22%)、これは明白な高摂取量(1.43g/kg体重/日)によって裏付けられる。これら2つの食品カテゴリーで、アクリルアミド総摂取量の52%を占めている。 アクリルアミド摂取における寄与度が低いのは、クリスプブレッド(10%)、ビスケット、ラスクなど(9%)及び焼いたばれいしょ、コロッケなど)(同)であった。 最も摂取量が多い食品カテゴリーはパン(全粒粉パン、ライ麦パンなど)である。しかし、アクリルアミド含有量が低い(平均で46μg/kg)ことから、全体に占める割合は8%である。 成人の場合と異なり、小児ではジンジャーブレッドは総アクリルアミド摂取量の僅か7%を占めるに過ぎない。これは、成人と比べ、ジンジャーブレッドの摂取量が少ないことにより裏付けられる。朝食用シリアルは4%、コーヒーは1%であった。 5.政策 2017年7月19日、欧州連合(EU)加盟国の代表は、規制により食品中のアクリルアミドを低減するとの欧州委員会(EC)の提案に合意した。 当該規制案の発効後(2018年春と予想される)は、食品事業者は事業種類及び規模に応じて、アクリルアミド低減のための措置をとることが義務付けられる。 当該規制は、現在設定されている指標値を更に引き下げる。 ECの提言を受け、他のEU加盟国においても、多くの食品のアクリルアミド含有量に関して政府主導の調査が行われている。 6.消費者保護 欧州食品飲料産業連盟(FoodDrinkEurope)(旧EU食品産業同盟:CIAA)は、企業向けに、食品中のアクリルアミド低減において重要な全てのパラメータを取り上げたツールを公表している。内容は、適切な生の材料(糖類含有量が少ないばれいしょ品種)を選択する、食品の調理(長時間及び高温で調理しない(170℃以下))などである。 アクリルアミドは家庭での調理においても生成される場合があることから、消費者は一定の規則を遵守すべきである。 |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | オーストリア |
| 情報源(公的機関) | オーストリア保健・食品安全局(AGES) |
| 情報源(報道) | オーストリア保健・食品安全局(AGES) |
| URL | https://www.ages.at/index.php?id=30679#pk_campaign=AGES%20Newsletter%2007/17&pk_kwd=EU%20Kommission:%20Acrylamidgehalte%20in%20Lebensmitteln%20sollen%20gesenkt%20werden |
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