食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu04740260314 |
| タイトル | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、食品接触材料中の芳香族第一級アミン類(PAAs)に関するFAQを公表 |
| 資料日付 | 2017年6月22日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は6月22日、食品接触材料中の芳香族第一級アミン類(PAAs)に関するFAQを公表した。概要は以下のとおり。 何らかの措置が取られない限り、印刷インキは食品へ移行する可能性のある物質を含み、消費者はそれを摂取する可能性がある。ドイツ連邦食糧農業省(BMEL)は、「印刷インキ規則」素案の中で、「日用品に関する法令」の改正を提案している。 当該FAQは、以下を含む全10問である。 Q1:食品に接触する製品に使われる印刷インキはどの程度安全なのか? A1:欧州印刷インキ協会の情報によれば、印刷インキには5 ,000種類近くの物質が使用されている。その90%に関しては、毒性データがあるとしても不十分であり、食品接触材料に使われる印刷インキの使用による健康影響について包括的な評価を行うのは、現時点では不可能である。 Q2:消費者が直面する健康影響は? A2:印刷インキの食品への移行がもたらす健康影響は、物質により異なる。そのため、各物質は健康を念頭に評価が行われるべきであり、食品への移行も適切に規制されるべきである。 例えば、PAAsは包装材料又は紙ナプキンの印刷に使用される色素の不純物として食品に移行する場合がある。複数のPAAsは発がん性及び変異原性がある。長期間の接触により、PAAsが食品に移行し、その後ヒトが摂取する可能性がある。 Q3:PAAsとは? A3:PAAsとは化合物グループの一つで、このグループの代表的な化合物は、アニリンとも呼ばれるアミノベンゼンである。PAAsは一部の着色料の製造に使用される。例としてアゾ色素があり、影響が懸念されるのは、黄色、オレンジ及び赤色の色域である。 Q4:PAAsはどのように食品に移行するのか? A4:印刷された紙ナプキンが食品を提供する又は包むために使われる場合、印刷面が食品に長時間接触する場合がある。このことが印刷インキ成分の移行に繋がる。食品を紙製の包装で長時間保存する場合も同様である。 Q5:PAAsによる消費者の健康影響は? A5:他の食品接触材料同様、多色刷りの紙ナプキン及びベーカリーを入れる袋においては、食品に移行した場合に健康影響となる可能性があるPAAsが複数ある。入手可能な情報に基づけば、皮膚及び粘膜(唇)との短時間の摂食では、健康影響となるレベルでのPAAsの移行は予見されないと推定される。 Q6:食品接触を意図した材料及び製品からのPAAsの移行に関する規則とは? A6:食品接触を意図したプラスチック素材及び製品に関する欧州連合(EU)規則No.10/2011では、個別に評価が行われていないPAAsは、総量として検出されてはならない。検出限界値は0.01mg/kg食品である。当該検出限界値は、他の材料からのPAAsの移行に関する評価においても使用される。 Q7:食品接触材料に使用される印刷インキ中のPAAsに関するBfRの提言は? A7:発がん性があるに分類されているPAAsに関する限界値を見直すことを提言する。消費者は、これらの物質との接触は可能な限り少なくすべきである。また、ALARA(合理的に達成可能な範囲でできるだけ低減する)の原則を提言する。即ち、食品接触材料中のPAAsは、技術的に可能な限り少なくすべきである。 PAAs総量に関する現行の基準値を補完するため、BfRは、発がん性を有すると分類されている個々のPAAの移行について、更なる基準の設定を提言する。これらのPAAsの食品及び食品模擬物質への移行は、検出限界値である0.002mg/kg食品又は食品模擬物質を超えてはならない。これは、現在の総量基準と比べ5倍少ない。BMELの素案もこれを踏襲している。 更に、BfRは、発がん性を有するどんなアミン成分も含まない色素のみを使用することを提言する。 Q8:食品接触材料に使用される印刷インキ一般について、BfRの提言は? A8:大原則として、印刷インキの移行防止のためのバリアが施されていない食品接触材料には、健康影響評価が行われている物質のみを使用すべきである。 BfRは、BMELが印刷インキ規則の改正素案に盛り込んだポジティブリストを作成した。リスク評価に関する情報が入手可能である物質のみがポジティブリストに収載される。これにより、健康影響評価を行うことが可能となり、食品への移行に関する安全性基準が導かれる。食品接触プラスチックの製造に使用される物質に関しては、これに匹敵する規制がかなり以前から存在しており、各物質に対する評価が示されている。 Q9:消費者にできることは? A9:アゾ顔料に由来するPAAsの食品への移行を回避すべきとのBfRの提言は、主に管理当局及び製造者に向けられたものである。基本的には、家庭で食品を長時間保存する場合は、印刷された紙包装又は紙ナプキン(黄色、オレンジ及び赤色の色域)の使用を避けるという選択肢がある。 |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | ドイツ |
| 情報源(公的機関) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
| 情報源(報道) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
| URL | http://www.bfr.bund.de/en/frequently_asked_questions_about_printing_inks_and_primary_aromatic_amines_in_food_contact_materials-191650.html |
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