食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu04740010506 |
| タイトル | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、食品中及び日用品中のアルミニウムに関する最新のFAQを公表 |
| 資料日付 | 2017年6月6日 |
| 分類1 | --未選択-- |
| 分類2 | --未選択-- |
| 概要(記事) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は6月8日、食品中及び日用品中のアルミニウムに関する最新のFAQを公表した(2017年6月8日付け)(ドイツ語、7ページ)。概要は以下のとおり。 BfRは、食品中及び日用品中のアルミニウムにより考えられる健康影響に関する質問が多く寄せられることからFAQを作成した。 当該FAQは、以下を含む全26問である。 Q1:アルミニウムの吸収経路は? A1:体内へのアルミニウム吸収経路は、食品及び飲料水経由の他に、アルミニウムを含む日用品(食器、食品包装、化粧品(アルミニウムを含む制汗剤など))経由がある。 Q2:アルミニウム摂取による健康影響は考えられるか? A2:主な健康影響として、神経系への影響、生殖毒性及び骨の発達への影響などが考えられる。 Q3:食品中のアルミニウム含有量は? A3:欧州食品安全機関(EFSA)の2008年の意見書では、加工していない食品中のアルミニウム含有量は、通常5mg/kg食品未満である。一部の食品(ココア及びチョコレート製品、ベーカリー製品、種々の野菜、茶葉及び香辛料など)には、アルミニウムが高濃度で含まれる場合がある。 Q4:生涯摂取しても健康影響のないアルミニウム摂取量はどのくらいか? A4:EFSAは、食品経由の摂取に関して、耐容週間摂取量(TWI)1mg/kg体重/週を導き出した。 Q5:食品経由のアルミニウム平均摂取量は? A5:2008年のEFSAの意見書によれば、0.2~1.5mg/kg体重/週である(ヒト体重60kgで1.7~13mg/日に相当)。 Q6:アルミニウムの包装から食品への移行はなぜ生じるのか? A6:アルミニウムは、酸又は塩分の影響を受け溶解する。そのため、飲料の缶、ヨーグルトのカップの蓋、フルーツジュース用アルミニウムタンクなどの容器などは、アルミニウムイオンの食品への移行を防止するために内部がコーティングされている。 アルミニウムは、アルミホイル及びコーティングしていないプレートから酸性食品及び塩分を多く含む食品へ移行する場合がある。従ってBfRは、酸性食品又は塩分を多く含む食品を加熱、保温及び保存する場合はコーティングされたプレートを使用することを推奨する。アルミホイルは、酸性食品及び塩分を多く含む食品の保存、加熱及び保温には適さない。 Q7:食品に直接接触する食器及び調理器具に関してはアルミニウムの基準値はあるのか? A7:日用品中にアルミニウムが存在するということだけではなく、そこから食品への移行レベルが決定的な要因である。金属に関しては、欧州では、アルミニウム放出基準値は5mg/kg食品である。この基準値は欧州連合(EU)加盟国において推奨されているものであり、法的拘束力はない。 Q8:食品をアルミニウム製のプレートに乗せて加熱した場合、アルミニウムの移行が生じる可能性はあるのか? A8:プレートがコーティングしていない場合は考えられる。しかし、移行レベルは、食品中の塩分や酸の含有量、コーティングしていないアルミニウム製プレートでの食品の保存温度、保存時間など種々の条件による。BfRは、コーティングしていないアルミニウム製プレートでクック&チル手法を用いて調べた。その結果、特に保温工程においてアルミニウムの食品への移行が多かった。 Q9:Laugengebäck(訳注:主にバイエルン地方などで見られる焼成品の一種。焼き色の発色効果を出すため、成形した生地を、焼く前にアルカリ溶液に浸す製造法で作られる)からいまだに高濃度のアルミニウムが検出されるのはなぜか?また、そのことにより特に子どもへ影響は考えられるのか? A9:BfRは既に2002年に、Laugengebäckへのアルミニウムの移行を、技術的に可能なレベルにまで減らすよう提言している。このような背景から、アルミニウム製のトレーに乗せて焼く前にパン生地をアルカリ溶液に浸すなど、焼成品へのアルミニウムの移行の増加に繋がる工程は避けるべきである。それにも拘わらず、調査の度に、Laugengebäckへのアルミニウムの移行レベルは10mg/kg食品を超えている。一定の条件下では、消費者がLaugengebäckを介して摂取するアルミニウムの量が多いと考えられる。これは技術的に回避可能なばく露源である。 Q10:アルミニウム製のエスプレッソマシーン、エスプレッソカプセル又は魔法瓶の使用は避けるべきか? A10:最初に使用する時点では、保護層がアルミニウムの移行を大幅に低減する。これはBfRの調査研究で確認されている。しかし、食洗機で洗浄すれば、保護層が除去され、それ以降の使用ではアルミニウムの放出が増える。しかし、その場合でも放出量は、金属及び合金に関する欧州推奨基準(5mg/kg)を下回っている。使用を重ねることにより保護層が形成され、アルミニウムの移行は低減する。アルミニウム製のエスプレッソマシーンは、アルミニウムの総ばく露における寄与は僅かである。使用を控えるべき理由はないが、食洗機での洗浄は推奨しない。 Q11:種々の日用品の使用に由来する健康影響に関する不確実性は? A11:アルミニウムの慢性的な摂取による長期的な健康影響に関して評価が行われる必要がある。特に、制汗剤の常用に由来する経皮摂取に関しては、実際のアルミニウムばく露レベルに関するデータがない。化粧品業界はこれに関して調査研究を行い、EUの消費者安全に関する科学委員会(SCCS)に提出した(2017年3月7日)。それに基づき欧州委員会(EC)は、2014年3月の意見書の更新を検討しており、そのための新たなデータを2017年10月まで募集中である。 SCCSの情報は以下のURLから入手可能。 https://ec.europa.eu/health/sites/health/files/scientific_committees/consumer_safety/docs/sccs2016_q_009.pdf |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | ドイツ |
| 情報源(公的機関) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
| 情報源(報道) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
| URL | http://www.bfr.bund.de/cm/343/fragen-und-antworten-zu-aluminium-in-lebensmitteln-und-verbrauchernahen-produkten.pdf |
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