食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04680350294
タイトル 世界保健機関(WHO)、香港及び中国の鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルス感染者情報を更新
資料日付 2017年3月15日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  世界保健機関(WHO)は3月15日、香港及び中国の鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルス感染者情報を更新した。概要は以下のとおり。
1.中国国家衛生・計画出産委員会から2月24日及び3月3日、合計57人の追加感染確定症例の届出があった。発症は、1月26日から2月27日であった。57人中13人が女性であった。年齢は、4歳から81歳、年齢中央値は、56歳であった。これらの症例は、安徽省(9人)、北京(1人)、福建省(1人)、広東省(11人)、広西壮族自治区(4人)、貴州省(2人)、河南省(3人)、湖南省(3人)、湖北省(2人)、江蘇省(7人)、江西省(4人)、山東省(2人)、上海(1人)、四川省(2人)及び浙江省(5人)から報告されている。
 届出時点では、11人が死亡、39人が肺炎(7人)又は重症の肺炎(32人)と診断されていた。1症例は、軽度の症状であった。他の6症例の臨床診断は、現時点では入手できない。43症例が、家きん又は生鳥市場へのばく露があったと報告されており、4症例が、ヒトからヒトへの感染の可能性(possibility)がある(その中で2症例は、家きん又は生鳥市場へのばく露歴があった)。4症例は、家きんへのばく露が無く、8症例のばく露の可能性(possible)は、不明又は調査中である。
2.2月24日、ヒトからヒトへの感染の可能性のある(possible)2つの小感染集団が報告された。
(1)1つ目の小感染集団
1)江蘇省の40歳男性及び後述にある親戚の63歳女性。彼は、1月26日に発症し入院した。彼は1月24日、生きた鶏を購入した。
2)浙江省の63歳女性は、2月10日に発症し、肺炎で入院した。彼女は、家きんへのばく露があり(職業は農業従事者)彼女の息子と接触があった。
 これら2症例の全ての接触者21人は、健康でいかなる症状も発症しなかった。
(2)2つ目の小感染集団
1)安徽省の29歳男性は、2月3日に発症し、重症の肺炎で入院した。彼は発症前、生きた家きんへのばく露があった。
2)安徽省の62歳女性は、慢性咳嗽で上記29歳男性症例と同じ病院に入院した。彼女は、1日同室にいた。最初の回復後、彼女の症状は悪化し、2月16日に死亡した。
3)上記29歳男性症例の父である安徽省の58歳男性は、2月17日に発症し入院した。彼は1月31日、生きた家きんへのばく露があったが、彼の病気の息子の介護もした。
 これら3症例の全ての接触者32人は、健康でいかなる症状も発症しなかった。
3.3月3日、ヒトからヒトへの感染の可能性のある(possible)1つの小感染集団が報告された。
 後述の10歳男児の祖父である安徽省の60歳男性は、2月24日に発症し、2月25日に入院した。彼は3月1日、死亡した。彼は、生きた家きんへのばく露があった。安徽省の10歳男児は、2月27日に発症し、3月1日肺炎で入院した。彼も、生きた家きんへのばく露歴があった。
4.香港衛生署は3月7日、基礎疾患のある76歳男性の鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルス感染を確認した。
 患者は2月11日から3月1日、福建省福州を旅行し、生鳥市場を訪れた。彼は3月3日発症し、3月7日に鼻咽頭吸引物の検体は検査で鳥インフルエンザA(H7N9)陽性であった。彼の臨床診断は肺炎で、現在重体である。患者の濃厚接触者は、今のところ無症状で医学的監視の下に置かれている。香港の彼の他の接触者の追跡は進行中である。
5.2013年初頭から今日まで、合計1
,281人の鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルス感染確定症例が報告されている。
 WHOは、更なる共同体レベルでの蔓延の可能性は低いと分析している。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 世界保健機関(WHO)
情報源(報道) 世界保健機関(WHO)
URL http://www.who.int/csr/don/15-march-2017-ah7n9-china/en/
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