食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04680140462
タイトル カナダ保健省病害虫管理規制局(PMRA)、クロルピクリンの特別評価に関する結果を公表
資料日付 2017年3月10日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  カナダ保健省病害虫管理規制局(PMRA)は3月10日、クロルピクリンの特別評価に関する決定を公表した。概要は以下のとおり。
1.PMRAは、健康及び環境に対する影響が懸念されることを理由に欧州委員会(EC)がクロルピクリンの全ての使用を禁止した(2011年)のを受け、クロルピクリンを含む害虫駆除製品に関して特別評価を行った。意見募集が行われ、その間に寄せられた意見を考慮した結果、PMRAは、クロルピクリンを含む害虫駆除製品のカナダにおける現在の登録を改めて認める。
2.意見募集期間に寄せられた意見及びPMRAの回答(抜粋)
・科学に基づく評価に関して
 意見:米国環境保護庁(USEPA)によれば、クロルピクリンは水生生物に対するリスクが高いから非常に高い。また、土壌くん蒸剤としての使用によりガスが排出され、鳥類及び哺乳類に対する吸引経由の影響が考えられる。反復ばく露(亜慢性又は慢性ばく露)に由来する吸引リスクは懸念レベルを僅かに超えていたとの結果にも拘わらず、この特別レビューでは、これらのリスクを懸念とはならないとして片づけている。更に、PMRAの鳥類及び哺乳類に対するリスク評価は使用頻度が年に1度を基本としている。しかし、製品表示は使用頻度を年に1度に限定していない。
 PMRA:鳥類及び哺乳類に対しては、くん蒸消毒した農場において吸引経由の潜在的な亜慢性及び慢性リスクがある。しかし、年に1度又は2度のくん蒸消毒及びその後の大気中への急速な分解・散逸がもたらす亜慢性及び慢性ばく露の継続は最小限であると推定され、懸念とはならない。
 クロルピクリンを使った土壌くん蒸による鳥類及び哺乳類に対する潜在的なばく露は急性ばく露が考えらえれ、これは懸念とはされなかった。
 PMRAは2014年に、くん蒸消毒した土壌からのクロルピクリン排出を最小限にするための広範なリスク低減措置を実施した。これらの措置には、使用場所の制限及び使用前・使用中に従うべき実践事項が含まれる。これらの措置により、鳥類及び哺乳類に対する潜在的なばく露リスクは更に最小化される。
地域 北米
国・地方 カナダ
情報源(公的機関) カナダ保健省病害虫管理規制局(PMRA)
情報源(報道) カナダ保健省病害虫管理規制局(PMRA)
URL http://www.hc-sc.gc.ca/cps-spc/alt_formats/pdf/pubs/pest/_decisions/rev2017-04/rev2017-04-eng.pdf
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