食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04660070149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、食品添加物としてのグァーガム(E 412)の再評価に関する科学的意見書を公表
資料日付 2017年2月24日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は2月24日、食品添加物としてのグァーガム(guar gum)(E 412)の再評価に関する科学的意見書(2016年12月6日採択、62ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2017.4669)を公表した。概要は以下のとおり。
1.「食品添加物及び食品に添加される栄養源に関する科学パネル」(ANSパネル)は、食品添加物としてのグァーガム(E 412)の安全性を再評価する科学的意見を提示する。
2. グァーガム(E 412)は、1970年、1974年及び1975年に欧州連合(EU)域内において、国際連合食糧農業機関(FAO)/世界保健機関(WHO)合同食品添加物専門家会議(JECFA)により評価され、許容一日摂取量(ADI)を「特定しない」とされた。食品科学委員会(SCF)も1977年にグァーガムを評価しており、JECFAが「特定しない」としたADIを是認した。ANSパネルは、委員会規則(EU) No 257/2010に従って再評価される特定の食品添加物のリスク評価のための概念枠組みに基づき、十分なばく露量データ及び毒性データが利用可能であると考えた。
3. グァーガムは、ヒトにおいて実質的に消化されず、そのままの自然な状態では吸収されないが、腸内細菌によりかなり発酵される。亜慢性毒性試験及び発がん性試験で試験された最大用量において、有害影響は報告されなかった。また、遺伝毒性に関して懸念はなかった。グァーガムの経口摂取は、成人において高い忍容性が認められた。
4. ANSパネルは、(1)グァーガム(E 412)について数値のADIを設定する必要はない、(2)食品添加物としてのグァーガム(E 412)の精度を高めたばく露量評価において一般人口集団に対する安全性の懸念はない、と結論づけた。ANSパネルは、(1)乳児及び幼児向け食品へのグァーガムの使用について、腹部不快感の発現をモニターすることが望ましい、(2)この影響が認められた場合には、更なるリスク評価の基礎として用量を特定することが望ましい、と考察した。ANSパネルは、食品分類13.1.5.1(訳注:特別医療目的の乳児用栄養食品及び乳児用特別調製食品)及び13.1.5.2(訳注:特別医療目的の乳児用及び幼児用栄養食品)へのグァーガム(E 412)の使用の安全性に対処する十分に特異的な研究が利用可能ではないと考察した。このためANSパネルは、これらの特別医療目的用食品を喫食する乳児及び幼児におけるグァーガム(E 412)の安全性の十分な評価を、利用可能なデータによって行うことができないと結論づけた。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.2903/j.efsa.2017.4669/pdf
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