食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu04620610464 |
| タイトル | オーストリア保健・食品安全局(AGES)、カンピロバクターに関して情報提供 |
| 資料日付 | 2016年11月17日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | オーストリア保健・食品安全局(AGES)は11月17日、カンピロバクターに関して情報提供を行った。概要は以下のとおり。 オーストリアでは、食中毒の原因菌ではカンピロバクターが最も多い。2015年には6 ,259人のカンピロバクター症患者が報告されている。下痢の症状が出た者が全て医師の診察を受けたとは限らず、また、医師が常にカンピロバクター検査を実施するとは限らないことから、患者数はこれよりも多い可能性がある。カンピロバクター症は、北半球の先進国で、夏季に最も多く発生する疾病である。 AGESは、「AGES知見シリーズ」の中でカンピロバクターを取り上げた「トピックレポート2016」を紹介した。 1.食品中のカンピロバクター ・2015年の調査では、家きん肉245検体中119検体からカンピロバクターが検出された(49%)。検体別では、生鮮鶏肉(生)130検体中83検体(64%)から、生鮮七面鳥肉(生)25検体中8検体(32%)から、また、鶏肉調理品検体の31%からカンピロバクターが検出された。乳、チーズ及び乳製品、種々の動物種に由来する食肉、魚、果実、菓子類、卵及び卵製品検体からはカンピロバクターを分離することはできなかった。 ・2008年に欧州の食鳥処理施設を対象に行われた広範な調査研究では、冷却後食鳥と体の80.6%がカンピロバクターにより汚染されていた。 2.家きん飼養におけるカンピロバクター ・カンピロバクターが鶏の腸管内でコロニーを形成するには、僅かな菌数で(ハエ1匹の侵入でも)十分である。カンピロバクターは群内で急速に増殖する。サルモネラ属菌と異なりワクチンはないことから、カンピロバクター管理は困難である。 ・欧州における2つの研究(CamChain及びCamCon)では、一次生産において衛生を意識した作業及び適切な管理を実施することが、養鶏の現場にカンピロバクターを持ち込まないための経済的な方法の一つであると示されている。 3.カンピロバクターに関する調査研究 ・CamChainプロジェクトは、2012~2015年に行われた(参加国:英国、デンマーク、フランス、イタリア、リトアニア、フィンランド、オーストリア)。当該プロジェクトでは、家きんフードチェーンにおけるカンピロバクターに関する疫学調査が行われた。その結果、カンピロバクターに関する更なる知見がカンピロバクター管理の向上に繋がるとの考えが基本となった。 ・オーストリアでは、鶏舎の窓から侵入するカンピロバクターの菌数は、肥育期間当たり20万個超であると示された。これらのカンピロバクターはブロイラー鶏に直ちに取り込まれる。そのため、多くの鶏舎では総菌数が不明である。その後、堅固で、迅速かつ簡易なサーベイランスの枠組みが開発された(CamConプロジェクト、期間:2010~2015年、参加国:ノルウェー、デンマーク、英国、オランダ、スペイン、ポルトガル、ポーランド)。当該プロジェクトでは、肉用鶏の鶏舎をカンピロバクターの侵入から保護するための費用対効果が高く有効な防疫措置が示された。 ・CamChainプロジェクトとの協働により、管理措置の選択肢及び介入措置が、「養鶏家のためのハンドブック及びE-ラーニングツール」としてまとめられた。これらの資料はクイズ形式を取っており、カンピロバクター及び養鶏場に特化した衛生措置に関する知見を広げる一助となる。その中で推奨されている措置を実施することは、カンピロバクター陽性の鶏群数の低減及び食品安全の向上に貢献するであろう。 4.カンピロバクターによる食中毒から身を守るには? カンピロバクターに汚染されていない鶏群は稀である。生鮮鶏肉は、カンピロバクターに汚染されている可能性が高い。通常、カンピロバクターは食品中では増殖しないが、少量の菌数で感染を引き起こすことが可能である。冷凍により、カンピロバクターの菌数は大幅に減少するが、中心部の温度が70℃超となるように10分間以上加熱することが、カンピロバクターを死滅させる唯一の方法である。 このトピックレポート「AGES知見ニュース:カンピロバクター」(ドイツ語、27ページ)は以下のURLから入手可能。 https://www.ages.at/download/0/0/e11d8a673c189e93e6f06ee4b802306cfbe60acb/fileadmin/AGES2015/Themen/Krankheitserreger_Dateien/Campylobacter/AGES_WISSEN_AKTUELL_Campylobacter_1n_BF.pdf |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | オーストリア |
| 情報源(公的機関) | オーストリア保健・食品安全局(AGES) |
| 情報源(報道) | オーストリア保健・食品安全局(AGES) |
| URL | https://www.ages.at/service/service-presse/pressemeldungen/campylobacter-der-erreger-aus-dem-lebensmittel/ |
利用上の注意事項
本データベースに掲載された情報の利用の際は、以下1、2をご理解ください。ご利用に当たって、以下3に同意したものとみなします。1 情報の収集・要約・翻訳について
(1) 掲載情報は、食品安全に関係する国際機関や国内外の政府機関等の公式ウェブサイト等から収集しています。ただし、すべての国や関係機関を網羅し、また各機関が公表しているすべての情報を収集しているわけではありません。(2) 掲載情報は、発信元の機関から提供されている情報の趣旨を出来る限り改変しないよう翻訳・要約しています。
(3) 掲載情報の翻訳には、細心の注意を払っているが、誤訳や間違いを含む可能性があります。掲載情報と情報発信元の文章に相違がある場合は、情報発信元の文章が常に優先されます。
(4) 掲載情報は、情報収集時点のものであり、その後の新たな知見等により更新されている可能性があります。情報元のURLや記事内のリンクについては、リンク切れとなっている場合があります。
(5) 食品安全委員会が行った翻訳及び要約内容について、情報発信元の機関に確認は行っておりません。
2 掲載情報と食品安全委員会の立場について
(1) 食品安全委員会は、国際機関、海外の政府機関や研究機関の情報をありのままにわかりやすく提供することがリスクコミュニケーションに資するものと位置付け、発足以来、本データベースを運用しています。(2) 本データベースは、海外の評価機関、研究機関の公表情報を翻訳・要約・集約したものであり、食品安全委員会としては、掲載情報の内容を検証しておらず、具体的には、その正誤及び真偽を一切確認していません。また、科学的な観点からの正確性を保証するものではありません。
(3) 本来は、収集された情報に対し食品安全委員会としての見解を付与しデータベースに掲載することが最善ではありますが、日々収集される情報1つ1つの内容を確認・検証し、食品安全委員会としての見解をまとめることは不可能であることから、やむを得ず情報発信元の情報をそのまま掲載しております。
(4) このため、掲載されている情報に記載されている意見・見解・主張は、情報発信機関又はその情報内で取り上げられている機関等によるものであり、食品安全委員会の考え方と異なる場合があります。
3 利用者の責務
(1) 情報の利用に当たっては、必ず利用者自らが情報発信元の公式サイト等で最新の情報を確認し、利用者自身の責任で行うこと。専門的又は法的な判断が必要な場合には専門家に相談するなどにより最新の正確な情報を入手すること。(2) 2(2)~(4)のとおり、掲載されている情報は、
① 食品安全委員会として内容の正誤及び真偽を一切確認しておらず、
② 食品安全委員会の考え方とは異なる場合があることから、これを食品安全委員会の発信する情報として引用・転用することはせず、情報発信元の情報を直接、当該情報発信者のルールに基づき引用・転用すること。
(3) 情報発信元の情報に誤り等があることや、掲載情報の利用によって生じたいかなる損害や不利益についても、食品安全委員会は一切の責任を負わないこと。
