食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04620120149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、食品添加物としての寒天(E 406)の再評価に関する科学的意見書を公表
資料日付 2016年12月21日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は12月21日、食品添加物としての寒天(agar)(E 406)の再評価に関する科学的意見書(2016年11月7日採択、51ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2016.4645)を公表した。概要は以下のとおり。
1. EFSAの「食品添加物及び食品に添加される栄養源に関する科学パネル」(ANSパネル)は、食品添加物としての寒天(E 406)の安全性を再評価する科学的意見を提示する。
2. 寒天(E 406)は、欧州連合(EU)において、食品科学委員会(SCF)により1989年に評価されており、SCFは、許容一日摂取量(ADI)を特定しないとした。また、国際連合食糧農業機関(FAO)/世界保健機関(WHO)合同食品添加物専門家会議(JECFA)にも1974年に評価されており、JECFAは、ADIを制限しないとする結論を出すに当たり非常に少ないデータしか検討しなかった。
3. ANSパネルは、委員会規則(EU) No 257/2010に従って再評価される特定の食品添加物のリスク評価のための概念枠組みに基づき、寒天(E 406)の使用が認可されている70種類の食品分類のうち、本意見書においてデータが検討された7種類の食品分類における業界から受け取った用途及び使用濃度に安全性評価が限定されると考えた。目安となる高ばく露群の精度を高めたばく露量評価が、幼児(訳注:1歳以上3歳未満)における(非特定銘柄志向の消費者シナリオ(※1)での)95パーセンタイル値で26mg/kg体重/日以下と算出された。寒天は、そのまま吸収されるとは考えにくく、また、腸内微生物叢により僅かに発酵する。十分な毒性データが利用可能であった。寒天の遺伝毒性に関して懸念はなかった。マウス及びラットを用いた発がん性試験のそれぞれ4
,500mg/kg体重/日及び2
,500mg/kg体重/日の用量(いずれも試験された最大用量)において、発がん作用は報告されなかった。寒天の経口摂取(64mg/kg体重/日に相当する4
,500mg/人)は、注目すべき副作用を12週間にわたり伴わず、ヒトにおける忍容性(tolerated in humans)が認められた。
4. このためANSパネルは、(1)寒天について数値のADIは不要である、(2)食品添加物としての寒天の報告されている用途の精度を高めたばく露量評価において一般人口集団に対する安全性の懸念はない、と結論づけた。
※訳注:非特定銘柄志向の消費者シナリオ(non-brand-loyal consumer scenario)とは、異なるモデル人口集団に基づく精度を高めた2種類の長期ばく露シナリオの1つで、報告されている食品中の平均濃度で存在する寒天(E 406)に消費者が長期ばく露していると仮定したものである。その推定ばく露量は、全てのばく露寄与食品分類について一般的に報告されている使用濃度の平均値と喫食量を組み合わせて算出する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.2903/j.efsa.2016.4645/pdf

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