食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04600080149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、固形及び咀嚼可能な形態のサプリメント用の食品添加物として使用されるクエン酸マグネシウム(TMDC)の安全性について科学的意見書を公表
資料日付 2016年11月17日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は11月17日、固形及び咀嚼可能な形態のサプリメント用の食品添加物として使用されるクエン酸マグネシウム(trimagnesium dicitrate anhydrous: TMDC)の安全性について科学的意見書(2016年9月28日採択、21ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2016.4599)を公表した。概要は以下のとおり。
1. この科学的意見書は、固形及び咀嚼可能な形態のサプリメント用の安定剤及び固結防止剤として使用された場合におけるTMDCの安全性を論ずるものである。TMDCは、無水形態のクエン酸のマグネシウム塩である。
2. TMDCは、経口摂取後において、マグネシウムイオン及びクエン酸イオンに全て迅速に分離することが予測される。本申請を裏付けるために提供された毒性学的データは、「食品添加物評価のための提出物に関する手引書」の第1段階の要件に適合していなかった。しかし、マグネシウム及びクエン酸がいずれも食物及び人体の天然成分であることを考慮すると、これは正当化されるものであると「食品添加物及び食品に添加される栄養源に関する科学パネル」(ANSパネル)は考えた。
3. 提案されている用途に起因するTMDCへの推定ばく露量が、標準的な使用濃度及び最大使用濃度の両方について、結果として生じるマグネシウム及びクエン酸のばく露量と共に算出された。提案されている標準的な使用濃度において、TMDCの使用に起因するマグネシウムの摂取量は、栄養補助用マグネシウムの耐容上限摂取量(UL)の250mg/日を下回る。提案されている最大使用濃度の120
,000mg/kgで使用した場合のTMDCの摂取量が高いレベルという最悪シナリオにおいて、マグネシウムの推定最大摂取量は、高齢者(訳注:65歳以上)において311mg/日、成人(訳注:18歳以上65歳以下)において389mg/日になり、いずれもULを超える。ANSパネルは、TMDCの提案されている用途及び使用濃度に起因するマグネシウム及びクエン酸のいずれの摂取量も、一般人口集団における通常の食事経由摂取量の範囲に留まると思われることに留意した。
4. ANSパネルは、サプリメントの安定剤及び固結防止剤としてのTMDCの提案されている最大使用濃度において、結果として生じるマグネシウムの成人及び高齢者の高摂取群におけるばく露量がULを超える一方で、TMDCの提案されている標準的な使用濃度に起因する安全性の懸念はないと結論づけた。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.2903/j.efsa.2016.4599/pdf
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