食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu04590720301 |
| タイトル | 論文紹介:「ナノ物質と環境中の超微細粒子:毒性知見を交換する機会」 |
| 資料日付 | 2016年11月11日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | Environmental Health Perspectives(2016年11月14日電子版)で公表された論文「ナノ物質と環境中の超微細粒子:毒性知見を交換する機会(Nanomaterials vs Ambient Ultrafine Particles: an Opportunity to Exchange Toxicology Knowledge)、著者Vicki Stone(Heriot-Watt University ,英国)ら」の概要は以下のとおり。 背景: 環境・大気中の粒子物質(particle matter、PM)のばく露を受けたヒトの健康への悪影響を示す文献は豊富に存在し、超微細(ナノサイズ)粒子が果たす重要な役割を裏付けしている。in vitroモデルでは物理化学的特徴や生物学的作用が類似しているのは明白であるのに、現在、人工ナノ物質(engineered nanomaterial、engineered NM)のヒト健康及び疫学データはPMに比べ僅かしか存在していない。 目的: NMでは、様々な物理化学的特性が手に入り、より体系的な毒性学的分析ができる。超微細粒子(ultrafine particle、UFP:粒径<100nm)に関する研究は、NMの健康影響を妥当に判定する機会をもたらす。一方、NMに関する研究は、UFPの毒性メカニズムの理解を深める機会をもたらす。 方法: 専門家からなる作業部会は、現在手に入る知見を体系的に分析し、これらの学問領域の間での知見交換を促す19の重要な教訓を特定した。 考察: 19の教訓は、物理化学的特徴づけや毒性学的評価に用いる特定の技法/標準プロトコールが入手できるということから、毒性の分子機序や用量の理解や定義にまで及ぶ。このレビュー論文では、今後の研究に優先順位をつけることが二つの研究分野の発展に同時に寄与できると思われる多くの重要領域を明確にした。 結論: 今は、NM毒性学から得た知見を応用し、それを用いてPMの健康リスク研究の情報を伝える好機であり、その逆の好機でもある。 訳注、この研究は、欧州連合(EU)Horizon2020の欧州科学技術研究協力機構(COST)の支援を受けたMODENA(ナノ物質毒性モデル化、Modelling Nanomaterial Toxicity)で実施された。 概要に示された19の教訓、優先研究のうち主だったものは以下のとおり。 教訓 ・ナノ物質(NM)の吸入試験は、その溶解度に基づく超微細粒子(UFP)の生体内における残留性や輸送の可能性についての詳細を提供。 ・NMとミクロサイズの粒子で異なる腎臓の排出能は、PMの様々なサイズ分画に応用可能であり、その毒性の違いに妥当性をもたらす。 ・反応性酸素種(ROS)を生み出すNMとUFPでは、ROS産生量とその物理化学特性との関連性が考えられる。UFPではその組成が時間と場所によって変化し、毒性が異なりこの事実は重要。 ・UFPやNMの炎症促進作用は既存の疾病を悪化させ、その他免疫関連疾患発症増加に繋がる可能性。 ・NMに対する生物学的反応を評価する完全な標準プロトコールが出来上がったならば、UFPとPM双方にも適用可能。 優先研究。 ・PMやNM研究では、急性期たん白質といった生体介在物質を考慮する研究。 |
| 地域 | その他 |
| 国・地方 | その他 |
| 情報源(公的機関) | その他 |
| 情報源(報道) | Environmental Health Perspectives |
| URL | http://ehp.niehs.nih.gov/wp-content/uploads/advpub/2016/11/EHP424.acco.pdf |
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