食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04570650294
タイトル 世界保健機関(WHO)、糖類を多く含む飲料(sugary drinks)の消費及び健康への影響を抑制するよう世界的行動の奨励を公表
資料日付 2016年10月11日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  世界保健機関(WHO)は10月11日、糖類を多く含む飲料(sugary drinks)の消費及び健康への影響を抑制するよう世界的行動の奨励を公表した。概要は以下のとおり。
 WHOの新しい報告書では、糖類を多く含む飲料に課税することによって、消費を減らし、肥満、2型糖尿病及びう歯(虫歯)を低減できるとしている。
 「食事及び非伝染性疾患(NCDs)予防のための財政政策(Fiscal policies for Diet and Prevention of Noncommunicable Diseases)」の報告書によると、糖類を多く含む飲料の小売価格を少なくとも20%引き上げる財政政策は、(訳注:価格を引き上げた)割合に比例して当該製品の消費を削減する。
 糖類を多く含む飲料の消費削減は、「遊離糖類」の摂取及びカロリーの総合的低減、栄養改善並びに過体重、肥満、糖尿病及びう歯に苦しむ人々の減少を意味する。
 遊離糖類とは、製造業者、調理人又は消費者が食品及び飲料に添加した単糖類(ブドウ糖又は果糖類等)及び二糖類(ショ糖又は食卓砂糖等)並びにハチミツ、シロップ、果汁及び濃縮果汁に天然に存在する糖類のことである。
 2014年、世界の18歳以上の成人の3分の1超(39%)が過体重であった。世界の肥満率は、1980年から2014年に2倍超になり、男性の11%及び女性の15%(成人の5億人超)が肥満に分類された。
 糖尿病の人数も、1980年の1億800万人から2014年には4億2
,200万人に増加している。2012年だけで、1
,500万人が直接的に糖尿病により死亡している。
 「栄養的にヒトは食事に糖類を必要としていない。WHOは、遊離糖類を摂取する場合、総エネルギー必要量の10%未満に抑え、更なる健康効果のためには5%未満まで減らすよう勧告している。これは、一般的に飲まれている糖類を多く含む飲料1サービング(少なくとも250ml)/日未満に相当する。」とWHO健康・発達のための栄養部長(Director of WHO’s Department of Nutrition for Health and Development)のDr. Francesco Brancaは語った。
 「食事及び非感染性疾患予防のための財政政策」報告書(36ページ)は、以下のURLから入手可能。
http://apps.who.int/iris/bitstream/10665/250131/1/9789241511247-eng.pdf?ua=1
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 世界保健機関(WHO)
情報源(報道) 世界保健機関(WHO)
URL http://www.who.int/mediacentre/news/releases/2016/curtail-sugary-drinks/en/
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