食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04560630111
タイトル カナダ食品検査庁(CFIA)、食品中のデオキシニバレノール(DON)に関する調査結果を公表
資料日付 2016年8月5日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  カナダ食品検査庁(CFIA) は8月5日、食品中のデオキシニバレノール(DON)に関する調査結果を公表した。概要は以下のとおり。
 この調査は、食品安全行動計画(FSAP)の強化サーベイランスの一環として行われた。
 DONには発がん性は無いが、非常に高濃度でばく露すれば、種々の動物種では胃腸への影響、免疫抑制、発達への影響がもたらされる場合がある。DONは熱に対して安定していることから、十分に加工された最終製品からも検出可能なレベルで検出される場合がある。
 この調査は、乳児用調製乳、乾燥果実、大豆製品及び穀物ベース製品(小麦製品、コーン製品、えん麦製品、消費量の少ない製粉製品、乳児用シリアル、朝食用シリアル、パン、焼成品及びクラッカー)に含まれるDON濃度に関する新たなベースラインデータを作成することと、乳児用調製乳、乾燥果実及び製粉製品中のDONの発生率に関して、CFIAによる前回のターゲット調査との可能な比較を行うことが主な目的であった。
 全部で3
,630検体について調査が行われた。検体の23%では、DONは検出不能レベルであった。検出可能レベルのDONが検出された検体は、全ての種類の食品に亘っていた。その濃度は、1ppb~4
,380ppbであった。カナダでは、最終製品中のDONの基準値は設定されていない。従って、基準遵守率の数値化はできなかった。
 カナダ保健省の化学物質安全局は、今回の調査結果で示された食品検体中のDON濃度は低く、この調査で示された限定的な数量の検体における高濃度DONへの短期ばく露では、安全性への懸念は予見されないと結論付けた。健康への懸念は無いことから、製品リコールの注意喚起は出されなかった。
地域 北米
国・地方 カナダ
情報源(公的機関) カナダ食品検査庁(CFIA)
情報源(報道) カナダ食品検査庁(CFIA)
URL http://www.inspection.gc.ca/food/chemical-residues-microbiology/food-safety-testing-reports/2016-08-17/deoxynivalenol-in-selected-foods/eng/1470408321903/1470408358725
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