食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04530730149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、セレウス菌及びバチルス・チューリンゲンシスを含むバチルス属の食品中の存在に関連する公衆衛生上のリスクに係る科学的意見書を公表
資料日付 2016年7月20日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は7月20日、セレウス菌及びバチルス・チューリンゲンシスを含むバチルス属の食品中の存在に関連する公衆衛生上のリスクに係る科学的意見書を公表した(93ページ、2016年6月9日採択)。
 Bacillus cereus群は広義のB.cereusとしても知られているが、8種(B. cereus sensu stricto、B. anthracis、 B. thuringiensis、 B. weihenstephanensis、 B. mycoides、 B. pseudomycoides、B. cytotoxicus and B. toyonensis)で構成されているBacillus属の1亜門である。現在のB.cereus群の分類及び過去にB.cereus群に分類された別の種の地位は主に表現型特性によって決定されている。Bacillus thuringiensis株は、B. cereus sensu stricto株と同様に染色体上に潜在的病原性遺伝子と同様のレパートリーを提示しており、これらの遺伝子はB.thuringiensis種でも活発に発現することができることが示されている。B.cereusとB.thuringiensisは通常、臨床診断及び食品微生物検査でも区別されることはない。故に、これら2つの種の実際の消化器系及び非消化器系疾患への影響は現在不明である。B.cereus群による集団食中毒の多くの患者は、10の5乗CFU/g超の細菌濃度に関連している。しかしながら、嘔吐性及び下痢性疾患の双方で、B.cereusがこれより少量でも起きていることが報告されている。消費者にとってリスクがあると考えられるB.cereusの数はB. thuringiensisにも有効である。B.thuringiensisが嘔吐毒セリウリドの遺伝的決定因子を有しているという科学的証拠はない。
 「生物学的ハザードに関する科学パネル」(BIOHAZ)は、生物農薬として用いられる株の明確な特定及び集団食中毒株の詳細な特性分析を提供するために、全ゲノムシークエンシングを実施し、B.thuringiensisをB.cereusとは区別するべきと提言する。データが欠落しているのはB.cereus群及び特にB.thuringiensisの用量反応及び動態特性である。B.thuringiensisの生物農薬使用後の野外調査が収穫前間隔を設定するために必要である。
 当該意見書は以下のURLから入手可能。
http://onlinelibrary.wiley.com/enhanced/doi/10.2903/j.efsa.2016.4524
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4524
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。