食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu04530550149 |
| タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、食品中のマラカイトグリーンに関する科学的意見書を公表 |
| 資料日付 | 2016年7月27日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は7月27日、食品中のマラカイトグリーン(malachite green: MG)に関する科学的意見書(2016年6月24日採択、80ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2016.4530)を公表した。概要は以下のとおり。 1. MGは、水産養殖において世界的に使用されているが、欧州連合(EU)域内においては食料生産動物への使用は登録されていない。欧州委員会(EC)は、MG及びその主要代謝物のロイコマラカイトグリーン(leucomalachite green: LMG)の総量に対する規制のための参照基準(reference point for action: RPA)の2μg/kgが公衆衛生の保護に当たり十分であるかどうかを評価するようEFSAに要請した。 2. 利用可能な存在量データは、信頼性のあるばく露量評価に適していなかった。全ての種類の魚類、魚類製品及び甲殻類について当該RPAを存在量とみなし、その仮定に基づく食事経由ばく露量を算出した。 3. 様々な欧州食事調査及び年齢階級の全てにわたる平均的な食事経由ばく露量は、0.1~5.0ng/kg体重/日の範囲であった。魚類の摂取量が多く、摂取頻度も高い消費者らのばく露量は、1.3~11.8ng/kg体重/日の範囲であった。 4. MG及びLMGはいずれも、ラット及び/又はマウスの肝臓並びにマウスの小核において、DNA付加体形成を誘発した。また、LMGは、マウスの肝臓においてcII導入遺伝子の突然変異を誘発した。MGは、雌ラットにおいて甲状腺濾胞腺腫(thyroid gland follicular adenomas)、甲状腺濾胞がん(thyroid gland follicular carcinomas)及び乳腺がん腫(mammary gland carcinomas)の非用量関連性の小幅な増加を引き起した。LMGは、雌マウスにおいて肝細胞腺腫(hepatocellular adenomas)及び肝細胞がん腫(hepatocellular carcinomas)の発生増加を引き起こした。MG及びLMGはいずれも、発がん性及びin vivoで遺伝毒性を有すると考えられる。 5. 肝細胞腺腫及び肝細胞がん腫のリスクを 10%増加させるベンチマーク用量の 95%信頼区間の下限値(BMDL10※)の13mg/kg体重/日が、腫瘍性影響の参照基準として選択された。非腫瘍性影響の参照基準としては、MGの肝臓重量への影響及びLMGの体重への影響のリスクを5%増加させるベンチマーク用量の 95%信頼区間の下限値(BMDL05※)の6mg/kg体重/日が選択された。腫瘍性影響についてのばく露マージンは、1.1×10の6乗以上、非腫瘍性影響についてのばく露マージンは、4.9×10の5乗以上であった。 6. EFSAの「フードチェーンにおける汚染物質に関する科学パネル」(CONTAMパネル)は、RPA(2μg/kg)以下のMG又はLMGが混入している食品へのばく露が健康懸念を示すことは考えにくいと結論づけた。 ※訳注:実験動物のばく露群において影響を示す動物数を対照群と比較して 10%(BMDL10)又は5%(BMDL05)増加させるベンチマーク用量の 95%信頼区間の下限値。 |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | EU |
| 情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
| 情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
| URL | http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.2903/j.efsa.2016.4530/full |
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