食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu04520700298 |
| タイトル | 国際がん研究機関(IARC)、低レベルのセレンが肝臓がん増殖に関与していると公表 |
| 資料日付 | 2016年7月4日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | 国際がん研究機関(IARC)は7月4日、低レベルのセレンが肝臓がん増殖に関与していると公表した。概要は以下のとおり。 The American Journal of Clinical Nutritionの新たな研究は、血中セレン、又はセレンを肝臓から体中に運ぶタンパク質であるセレノプロテインPの最高レベルが、他の全ての主要な肝臓がんのリスク要因を考慮に入れたとしても、肝臓がん増殖(特に肝細胞がん)の低減されたリスクに関与しているとしている。研究は、セレンレベルが胆嚢又は胆道腫瘍増殖には関与していないともしている。 この研究は、IARC、Royal College of Surgeons in Ireland(RCSI)、Charite Medical School Berlin、及びEuropean Prospective Investigation into Cancer and Nutrition(EPIC)のコラボレーターの合同プロジェクトである。 セレンはミネラルの微量栄養素であり、甲殻類、サーモン、ブラジルナッツ、食肉、卵、穀物、及び玉ねぎ等の食品中にある。しかしながら、食品中のセレンレベルは、大部分がその食品が生育され、動物が草を摂取した場所の土壌中のセレンレベルによって決まる。土壌のレベルは、欧州の多くの地域では低い傾向があり、北米のような土壌のセレンレベルがより高い地域に住む人々と比較すると、欧州人の体内セレンレベルは低い。ヒトにとって、特に免疫システムの有効な機能、及びがん増殖に関与している酸化プロセスの抑制のために、セレンは必須である。 「研究成果は暫定的に、セレンが最適とは言えないまでも、アルコール摂取の回避、健康体重の維持、及び禁煙に加えて、セレン摂取増加に肝臓がん予防のための更なる戦略の可能性があるとしている。」と、アイルランド、ダブリンにあるRCSIの生理学部及びシステム医療センター研究主任のDr. David Hughesは語った。「しかしながら、これは数の少ない肝臓がんでの1研究に基づいたものなので、公衆衛生勧告をする前に、更なる研究で我々の結果を検証する必要がある。」 研究は、121人の肝臓がん及び140人の胆嚢及び胆道がんと同数のコホート内のがんの無い個人の症例対照デザインを使って、欧州10か国の50万人を超える参加者から成るEPICのコホートに基づいている。研究参加者のセレン及びセレノプロテインPの血中濃度は、Charite Medical School BerlinのDr. Lutz Schomburg研究室が測定した。 2012年に世界中で、新たに782 ,000症例の肝臓がんが推定されている。世界で2番目に多い死亡原因のがんで、2012年に746 ,000人近くの死亡原因と推測される(この年の全てのがん関連死亡者の9.1%)。肝臓がんの予後は非常に不良で(発生率に対する全体的な死亡割合は0.95)、発生率及び死亡率の中での地域的パターンは非常に類似している。 「肝臓がんの発生率は先進国で増加している。肝臓がんは遅いステージで診断されることが多く、治療の選択肢が限定的である。」と研究著者の1人であるIARC研究員のDr. Mazda Jenabは語る。「これらのがんの修正可能な決定因子及び効果的な予防戦略の更なる研究が必要である。」 |
| 地域 | その他 |
| 国・地方 | その他 |
| 情報源(公的機関) | 国際がん研究機関(IARC) |
| 情報源(報道) | 国際がん研究機関(IARC) |
| URL | http://www.iarc.fr/en/media-centre/pr/2016/pdfs/pr245_E.pdf |
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