食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04520060314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、3-MCPD脂肪酸エステル、2-MCPD脂肪酸エステル及びグリシドール脂肪酸エステルによる食品汚染に関するQ&Aを公表(1/2)
資料日付 2016年7月7日
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分類2 -
概要(記事)  ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は7月7日、3-MCPD脂肪酸エステル、2-MCPD脂肪酸エステル及びグリシドール脂肪酸エステルによる食品汚染に関するQ&Aを公表した。概要は以下のとおり。
 3-MCPD脂肪酸エステル、2-MCPD脂肪酸エステル及びグリシドール脂肪酸エステルは食品中の加工汚染物質である。健康に対して潜在的に有害であると示されていることから、食品中に存在するのは好ましくない。
Q1:3-MCPD脂肪酸エステル、2-MCPD脂肪酸エステル及びグリシドール脂肪酸エステルとは?
A1:3-MCPD脂肪酸エステル、2-MCPD脂肪酸エステルは、クロロプロパノール類に起因する化学物質である。グリシドールは、クロロプロパノール類と同じグリセロール構造であるが、エポキシ構造を有する。グリシドール飽和脂肪酸エステルは、グリシドールに由来する化合物で、脂肪酸と結びついてエステル化したものである。
Q2:これら3種類の化合物の関係は?
A2:これらの化合物は、高温に熱せられる多くの食品で検出されている。例えば、濃い茶色に焼いたトースト、パンの外側、しょうゆなどである。遊離した3-MCPD及び2-MCPDは、食品中の脂肪及び塩分が同時に高温で加工される場合に生成する可能性がある。エステル化した2-MCPD、3-MCPD及びグリシドール脂肪酸エステルは、現在の知見に基づけば、特に植物性脂肪及び油を高温で精製する場合に生成される。
Q3:2-MCPD及び3-MCPD及びその脂肪酸エステル類は、毒性学研究ではどのような有害な影響が示されているのか?
A3:2-MCPD及びその脂肪酸エステル類が体にどのように影響するかは研究されていない。従って、リスク評価の一環として健康影響に関するリファレンス値を導き出すのに適切な毒性学研究はない。従って、2-MCPD飽和脂肪酸エステルの毒性機序を調べる研究、特に長期研究が必要である。
 3-MCPD飽和脂肪酸エステルについては、毒性学研究において、実験動物に3-MCPDを投与後に、重要なエンドポイントとして尿細管における長期的な細胞数の増加(過形成)が認められた。高用量投与試験では、先ず良性腫瘍が認められた。変異原性作用は示されなかった。従って、動物実験で見られた腫瘍は、閾値を超えた場合にのみ発生すると推測できる。
Q4:3-MCPD及びその脂肪酸エステル類には、許容摂取量があるのか?
A4:欧州食品安全機関(EFSA)は、入手可能な毒性学データに基づき、BMDL10として0.077mg/kg体重/日を導き出した。これに基づき、不確実係数を100とし、耐容一日摂取量(TDI)0.8μg/kg体重を導き出した。
 BfRは2012年に、2009年のEFSAのガイドラインに基づき、ベンチマークモデリングを用いてBMDL10を0.27mg/kg体重とし、耐用一日摂取量(TDI)2.0μg/kg体重/日を導き出した。
 BfRは、EFSAが導き出したこの保守的なTDIに対して理解を示す。この値により、質の高い消費者保護が可能である。TDIのコンセプトに従えば、動物実験で見られた有害な影響は長期間の摂取の結果であることから、TDIを超過することが少ない場合は容認できる。短期のTDI超過では、消費者の健康への影響は予測されない。しかし、頻繁に超過すれば健康影響となり得る。
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) -
URL http://www.bfr.bund.de/de/fragen_und_antworten_zur_kontamination_von_lebensmitteln_mit_3_mcpd___2_mcpd__und_glycidyl_fettsaeureestern-10538.html

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