食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04510530344
タイトル ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA)、動物疾病の警告発令のためのリスク指標のモニタリングに関する展望について意見書を発表
資料日付 2016年6月28日
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概要(記事)  ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA)は6月28日、動物疾病の発生の警告発令のためのリスク指標のモニタリングに関する展望について意見書を発表した(21ページ)。
 本意見書は、動物疾病の本格的な発生前(予測)又は発生の初期段階(早期警告)で動物疾病の導入又は普及(発生)のリスクが増加する状況を同定するため、ベルギーにおける動物疾病の発生リスクの指標のモニタリングの実行可能性及び有効性の調査を目的としている。
 リスクの指標の候補は2013年の意見書で専門家によって選択された。そして、これらのリスク指標に関するデータの定性及び定量分析が、リスク指標の時の流れによる変化(傾向の観察、傾向の分析)を調査するために実施可能かどうか調査した。リスク指標のモニタリングによって、指標としての位置づけの変化、即ち基準値を超過した場合、動物疾病のリスクの増加を意味することになる前警告を発令することができる。また、専門家によるリスク分析の結果本格的な発生リスクがあると評価される場合、後れを取らずに対策を取るためにリスク管理者に向けて警告を発令することができる。
 リスク指標のモニタリングの実行可能性を評価するため、4種の指標、即ち1)ベルギーへの生体動物の交易/輸入の増加、2)ベルギーの動物の死亡率の上昇、3)他国の動物疾病罹患率の上昇、4)欧州及び世界における疾病の地理的な拡大が選択された。これらの指標に関するデータ源についてデータの抽出、使用、解釈の容易さを検討した。その結果、死亡率のデータ以外は、抽出、使用、解釈は容易であった。死亡率のデータは3か月毎にしか入手できず、またデータの質も十分と言えるものではない。科学委員会は、死がい回収場からのより質の良い死亡率データを月に一度提出することを推奨する。モニタリングには月に一度の指標の分析を推奨する。
 リスク指標と今後起こり得る事との直接的な関連性を科学委員会の意見書で決定することは困難であることから、リスク指標のモニタリングの有効性評価は不確実な要素が多い。それ故、指標としての位置づけの変化の観察は動物疾病の発生を予測することに有用であるかどうか評価するため、モニタリングの有効性の展望に関する評価の開発を推奨する。
 本意見書は、動物疾病の発生に関する警告を検出する方法についてリスク管理者に向けて先立って行動したと言える。科学委員会は、動物の健康と危機の予防におけるリスク評価の専門家によって今後この方法の開発を進めることを推奨する。
地域 欧州
国・地方 ベルギー
情報源(公的機関) ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA)
情報源(報道) ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA)
URL http://www.favv-afsca.fgov.be/comitescientifique/avis/2016/_documents/Avis10-2016_Monitoringemergence.pdf
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