食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04510310149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、フードチェーンにおける新興の化学物質リスクを特定する手順の作成と試験を外部委託した科学的報告書を公表
資料日付 2016年6月17日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は6月17日、フードチェーンにおける新興の化学物質リスクを特定する手順の作成と試験をドイツの民間研究機関Fraunhofer ITEM及びFoBiGに外部委託した科学的報告書(2016年6月10日承認、237ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
1. この研究の目的は、REACH規則(※1)に基づき登録されている化学物質のうち、潜在的な健康懸念であり、また、フードチェーンに存在する可能性があるものを特定する手順を作成し、試験することであった。
2. この目的のため、陽性対照の4物質(※2)と共に、REACH規則に基づき登録されているデータの豊富な100物質を評価した。104物質の評価では、6項目に分けた、ばく露関連のパラメータ(トン数(訳注:製造量又は輸入量)・放出量、生分解性及び潜在的な生体蓄積性)及び毒性(反復投与毒性、遺伝毒性及び生殖毒性)を考慮に入れた。全ての物質を各項目別に採点した。QSAR(定量的構造活性相関)による予測から算出した入力データを用いて11品目の食品における生体蓄積性の可能性を評価するため、ACC-HUMANsteadyソフトウェア(※3)を使用した。REACH規則に基づき生成された関連性を有する実験データの抽出には成功したが、データ抽出プロセス及びその後の評価段階に関連したいくつかの問題に遭遇した。104物質の順位付けができるように6項目の得点を総合得点に集計するため、いくつかの重み付けのシナリオを試した。
3. ばく露関連の項目における高得点と毒性関連の項目における高得点を合計して化学物質に高い総得点を与えたシナリオにより、潜在的な懸念のある物質グループ(陽性対照を含む)を特定した。また、重み付けをせずに使用できるピボットテーブル機能(※4)を実施した。更なる解析により、実験データから算出した得点と予測データから算出した得点を比較した。これらの解析により、生分解性について、得点の高い一致性が認められたが、毒性の評価項目については、得点の大きな不一致性が認められた。
4. 結論として、フードチェーンにおける潜在的な懸念を有する化学物質(潜在的な新興リスク)を特定するための採点及び順位付けの手順が作成され、十分なレベルの判別性を示した。(半)自動プロセスに焦点を当てることにより、REACH規則に基づき登録された全ての化学物質にこの手順を確実に適用することができる。
(訳注)
※1:REACH規則とは、欧州における化学物質の登録(Registration)、評価(Evaluation)、認可(Authorisation)及び制限(Restriction)に関する欧州議会及び理事会規則(EC) No 1907/2006で、欧州化学品庁(European Chemicals Agency: ECHA)の設立根拠法令でもある。
※2:陽性対照の4物質には、評価方法論の妥当性を確認するため、よく知られている4種類の汚染物質としてDDT(ジクロロジフェニルトリクロロエタン)、PCBs(ポリ塩化ビフェニル類)、BDE-99(ポリ臭化ジフェニルエーテル類の同族体)、PFOS(パーフルオロオクタスルホン酸)が含まれた。
※3:ACC-HUMANsteadyは、特定の食品又は飼料品目における物質の相対濃度を計算することができるソフトウェア。
※4:表計算ソフト「エクセル」のクロス集計機能で、2つ以上の項目についてデータの集計を行う機能。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/sites/default/files/scientific_output/files/main_documents/1050e.pdf

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