食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu04500090314 |
| タイトル | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、BfRによるグリホサートに関する評価に関連し、よくある誤解に対して対応(1/2) |
| 資料日付 | 2016年5月19日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は5月19日、BfRによるグリホサートに関する評価に関連し、よくある誤解、意見及び質問について情報提供した(2016年5月19日付けBfR情報提供 No.013/2016)。概要は以下のとおり。 BfRによるグリホサートに関する評価を巡る種々のメディア報道及び市民からの問い合わせに、一般の人たちの間で目立つ誤解があることから、BfRはそれらに対する回答を作成した。 誤解1:世界保健機関(WHO)は、当初グリホサートを「発がん性がある」に分類したが、現在はその考えを変えた。 回答1:グリホサートを「おそらく発がん性がある」と分類したのはWHOではなく、WHOのがん研究機関である国際がん研究機関(IARC)である。BfR及び他の国々の当局と同様、WHOのもうひとつの委員会である国際連合食糧農業機関(FAO)/WHO 合同残留農薬専門家会議(JMPR)も、現在の科学的知見に基づき、グリホサートが意図された用途で適切に使用されれば、食事経由ばく露による発がんリスク又は変異原性リスクは予想されないと結論づけている。 IARCは、ハザードの特定を行っただけである。国及び国際機関が、それぞれのリスク評価においてそのハザードを考慮する場合がある。 誤解2:科学者たちの間では合意に至っていない。グリホサートに発がん性があるかが明確でない以上、政府レベルでの決定はできない。 回答2:健康影響評価は、現時点では議論の余地は無い。BfR同様、欧州食品安全機関(EFSA)及び各国当局、JMPRは、現在の科学的知見に基づけば、グリホサートが意図される用途に従い適切に使用されれば、発がんリスクは予想されないと結論付ける。 IARCはリスク評価を行わず、国レベルでの提言の対象となることを意図しない、完全に異なるハザードを分析している。ハザード関連の分類は、損傷の原因となる有効成分の潜在的な性質と関連性がある。例えば、アルコール、ニコチン、加工肉(ソーセージ)及びアスベストなどは「発がん性がある(分類1)」に分類されており、グリホサート又はレッドミートなどは「おそらく発がん性がある(分類2)」に分類されている。 この類の分類は、物質の実際の摂取量を考慮しないことから、実際に損傷が生じると考えられるか(likelihood)も考慮されていない。 評価結果に差異が生じたもうひとつの理由は、IARCは公表された論文のみを考慮したことである。欧州連合(EU)における認可手続きの枠組み内で行われ未公表の多くの研究論文が無視されたと言える。BfRの報告書では、IARCが取り上げている全ての論文に関して評価を行っている。 誤解3:BfRとIARCによる評価の違いは、BfRが産業界から資金提供された研究に拠っているからである。 回答3:BfRは申請書類を検証する責任を合法的に負っている。BfRは、申請書類ではなく、BfR独自の科学的調査研究に依拠している。評価書では、申請者が法律に従って記述した全ての論文及び関連する他の全ての入手可能な論文について、詳細に至り点検し評価を行った。 IARCの結果は、報告書の前文によれば、未公表の論文はひとつも考慮していないことから、基となる情報源は遥かに少ない。 誤解4:動物実験でグリホサートが原因の腫瘍が有意に増加したとの報告がある。 回答4:毒性学的研究における動物実験の結果について評価を行うには、特別な専門知識を要する。BfRは、げっ歯類での実験に関する評価を行うに当たり、統計的な優位性という観点からだけでなく、証拠の重み付け(weight of evidence)手法も用いて行った。これには、動物実験の結果と共に他の結果に関しても行う評価の全ての手法による結果が含まれる。 誤解5:グリホサートは母乳からも検出されている。 回答5:2015年に、16件の母乳検体からグリホサートが検出されたと一部メディアが報じた。そのときの検査は、母乳中のグリホサートの測定には適さないELISA法を用いて行われた。この検査がどのように行われたかの詳細は公表されていない。 検体中のグリホサート濃度は、0.21~0.43ng/mL、即ち0.00000000021~0.00000000043g/mLであったとされる。これは、ELISA法試験装置のメーカーが信頼できる数値として述べた、定量下限値である75ng/mLよりもざっと200倍低かったことを意味する。 BfRは、欧州全域の著名な研究所に委託して、2種類の高精度の分析手法を開発した。それらは、その後、ニーダーザクセン州及びバイエルン州で収集された114件の母乳検体の検査に使用された。その結果、母乳からは、植物保護製剤に使用されるグリホサートは検出されないと確認された。 |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | ドイツ |
| 情報源(公的機関) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
| 情報源(報道) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
| URL | http://www.bfr.bund.de/cm/349/popular-misconceptions-opinions-and-questions-in-connection-with-the-bfr-risk-assessment-of-glyphosate.pdf |
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