食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04500010301 |
タイトル | 論文紹介:「血漿中のマンガンレベルと2型糖尿病間のU字型の関連」 |
資料日付 | 2016年6月3日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | Environmental Health Perspectives(2016年6月3日電子版)に掲載された論文「血漿中のマンガンレベルと2型糖尿病間のU字型の関連(U-Shaped Association between Plasma Manganese Levels and Type 2 Diabetes)、著者Z.Shan(Department of Nutrition and Food Hygiene , Hubei Key Laboratory of Food Nutrition and Safety , School of Public Health , Tongji Medical College , Huazhong University of Science and Technology , 中国)ら」の概要は以下のとおり。 背景:マンガンは、必須元素及び既知の毒性物質であり、2型糖尿病(T2D)に関連した多くのメカニズムにおいて重要な役割を演じている。しかしながら、疫学的研究はあまりない。 目的:新たな2型糖尿病の診断と血漿中のマンガン量の関連及びこの関連がマンガン型スーパーオキシドディスムターゼ(MnSOD)の遺伝子多型によって変わるかどうかを調べること。 方法:筆者らは、中国における3 ,228人の症例対照研究を行った。即ち、1 ,614人の2型糖尿病患者及び1 ,614人の対照群である。血漿中のマンガン量を測定した。参加者全てのMnSODの遺伝子型は、Val16Alaの遺伝子多型(rs4880)であった。 結果:U字型の関連が血漿中のマンガンと2型糖尿病間で見られ、その関連は、低い又は高い血漿中のマンガンレベルのどちらかに関連し、高いオッズ比であった。血漿中のマンガンレベルで3つに分けたグループの中で、最も低いグループ及び最も高いグループの2型糖尿病の多変量補正したオッズ比は、中間のグループと比べ、それぞれ、1.89及び1.56であった。 スプライン分析で、2型糖尿病の最も低いオッズ比は、血漿中のマンガン濃度が4.95μg/Lで、U字型の関連が常に示された。正常耐糖能(normal glucose tolerance:NGT)及び2型糖尿病のグループにおける、MnSOD Val16Alaの遺伝子多型(rs4880)のCアレルのマイナーアレル頻度 (Minor Allele Frequency , MAF)は、それぞれ、13.57%及び14.50%であった。MnSOD rs4880遺伝子多型は、2型糖尿病と関連しておらず、2型糖尿病に関連した、血漿中のマンガン量とMnSOD rs4880遺伝子多型間に関連を見出せなかった。 結論:今回の結果は、血漿中のマンガン量と2型糖尿病間でU字型の関連を示唆した。低い及び高いレベルの血漿中のマンガン量が、新たな2型糖尿病の診断のより高いオッズ比と関連していた。U字型の関連は、MnSOD rs4880遺伝子多型によって変化しなかった。 本文中の表2:血漿中のマンガン濃度で3つに分けたグループにおける、NGT及びT2Dの人数は以下のとおり。 最も低いグループ(4.21μg/L以下) NGT:538人、T2D:780人 中間グループ(4.21μg/L~6.84μg/L) NGT:541人、T2D:377人 最も高いグループ(6.84μg/L以上) NGT:535人、T2D:457人 |
地域 | その他 |
国・地方 | その他 |
情報源(公的機関) | その他 |
情報源(報道) | Environmental Health Perspectives |
URL | http://ehp.niehs.nih.gov/ehp176/ |
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本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
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